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ふこしあ  作者: 山口かずなり
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どうぶつが大好きな子ども・イート



二人目の子ども



「どうぶつが大好きな子ども・イート」



桃色のお部屋から出て、すくすくと育った子どもたちがいます。



その一人がイートです。



イートは、どうぶつがだいすきでした。



鳥かごから放した小鳥を人差し指に乗せて、もう片方の指先で愛でたり、きまぐれネコとのんびり昼寝をしたり、イヌの鼻をかぷっと咥えたりしました。



もちろん、外のどうぶつたちともふれあいます。



山へとさんぽに出掛けて、うさぎやリスと一緒に自然の中へ、とけるのです。



イートは、こんなにも愛しいどうぶつたちと一緒に過ごせるのが嬉しくてたまりません。



だから、どうぶつたちが病にかからないように、ずっと気をつけてお世話をしてきました。



もしも、どうぶつたちが自分よりも先にいなくなったらと思うと、イートの息がつまります。



イートは、こんな心配性な自分が嫌で、気晴らしに山へと出掛けました。



山は空気がおいしいし、何よりもここには、イートが大好きなどうぶつたちがいるのです。



大好きなものは、いやなものを見えなくしてくれます。



イートは、うさぎやリスに囲まれて昼寝をします。



きっと、心配事が多過ぎて疲れていたのでしょう。



イートは、深い眠りにつきます。



かわいいどうぶつたちがイートを見下ろしています。



イートは、どうぶつたちに愛されているのです。



どうぶつたちは、イートの心配事をみんなで力を合わせて引きちぎりました。



そして、のこさずに食べてくれました。



山の中で、両親がイートの名前を呼びます。



ですが、イートは、そんな口では、お返事はできません。



お家へ帰る脚も無いのです。



イートは、あの愛らしいどうぶつたちがいなくなる日を迎えずにいられて、



しあわせな子どもでした。



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