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異世界カフェの事件手帳  作者: Takatuki
3/3

いってらっしゃい冒険者さま

異世界喫茶のとある風景です。

カプチーノとコルネットは朝食の定番です。




喫茶セレナで働きはじめて数日が過ぎた。

この前の奇妙な出来事からこのカフェに戻りいつも通りのカフェ風景が流れる。

店内に流れるジャス風の音楽が流れる中で橘さんは、サイフォンと向き合っている。今日もお客さんがいつも通り来店してくる。

だけど、それはこれまでのお客さんばかりではなく蕾実は焦らさせる。そのお客さんとは……

「今日もお仕事頑張るぞ!」蕾実は意気込むけど、お客さん達の中には慣れないお客さんもいるのだった。「はぁー。また来るのかなあのお客さん達...」

「まぁそう言うなって来店してくる人達は誰であろうとお客様だろ」橘は蕾実をなだめてカウンターに立つ。カランコロンと喫茶セレナの扉のベルが鳴らされる。そこで来店してくるのは、獣耳と尻尾を軽快に振りながら扉を潜る獣人の女の子と隣を歩く金色のロングヘアーが煌びやかなエルフに屈強な体格のドワーフだったり種族は異なるがカフェに来たいとゆう目的を持った彼らがあの日を境に喫茶セレナに訪れるようになっていた。

喫茶セレナ自体は現代に属しているのに、何故か、喫茶店の扉から向こうが異世界と繋がってしまったのだ。現代の住人ではなく異世界の住人が今、喫茶に来店してくる。

彼らは冒険者。迷宮ダンジョンに探索に行く手前にうちのような軽食やコーヒーを提供するカフェに寄って栄養を付けてからダンジョン探索に行く者。モンスター討伐を請け負う者に分かれて向かうのだそうだ。

何故、うちのカフェにお客さんが殺到したかというと、この街レスポランので軽食を提供する店は早朝はからは

営業しないのがこの街の習慣なのだそうだ早朝のモーニングタイムに店を開けないとは

なんとも情けない限りだ。そんなことで当店は朝のモーニングタイムからお客さんの波が押し寄せていた。


「すいません、カプチーノとコルネット1つ」

「こっちも同じのをお願いします」

カウンターに次々と注文してくるカプチーノとコルネットのオーダーが止まらない。

エスプレッソを30ccを抽出した中にエスプレッソマシンのススチームで泡立て暖めたミルクを泡立てたミルクを沢山入れてクレマで簡単なアートを描く。カプチーノと半月型のブリオッシュをお客さんの前に差し出す

「はい、お待ちどうさま。」

「コルネット?コロネかに何かかですか?」蕾実が首を傾げてくる。「違うってコルネットとは、

小麦粉とタマゴ、バターを使ったブリウォッシュで要は、日本でゆうところのクロワッサンだな。」「朝食にこうしてカプチーノと一緒に甘い食べものが食べられていて、冒険者の間ではダンジョンに潜る前に食べる定番メニューになっているみたいだ。」「今日は、どんなクエストを受けに行くんですか?うちにもクエストを張り出してるので

コーヒーを飲みながら見ていってください。」橘は掲示板に張り出してあるクエスト用紙を指差して言う。



喫茶セレナではギルドと連携して

店内にクエストの発注を掲示板に

張り出して冒険者がコーヒーを飲みながらこれから受けるクエストを選べるようになっていた。また、冒険者同士が社交の交流仕合いお互いが協力仕合いクエストを受けることもある。蕾実は明るく笑顔でお客さんを見送る。ダンジョンにはモンスターがいてそれらを倒しながら進まないといけない危険区域となっていてそんな危険な場所へ赴く人達を心配しながら見送る。

その中には、喫茶に帰って来ない者もいてそんな危うい帰ってこれるかどうか分からない命のやり取りにおくり出すのは心苦しくいつも思う。それでも、いつも精一杯の笑顔で彼らを送り出す。「良いご武運を。」この喫茶店が冒険者の皆が安心して帰ってこれる希望の場所であるために自分はこの店で働いていこうと決めるのだった。



今日はここまで。またの来店をお待ちしています

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