プロローグ
異世界でのカフェの話です。
よろしくお願いします!
四月、この春、それは出会い季節。中学や高校に入学などして新しい環境での新生活をおくる中でクラスメイト達と顔を合わして新しい交流が始まっていく。この春から社会人となり、高校の頃からウェイターとしてCAFEセレナでアルバイトをしていたオレ、橘誠一郎はこの春からで正社員として働くことになった
は白のシャツに黒のパンツ。そしてグレーエプロン姿で今日もこの店の珈琲係としてでカウンターに立つ。「こんにちはー。今日からよろしくお願いします!」
いきなり、威勢のいい挨拶が聞こえたと思ったらショートカットヘアーの女の子が挨拶しに来る。
「えっと、君は確か、今日からバイトに入った小野田さん。中学生だっけ?
」「高校生ですよ!からかわないでください。さっき朝礼で挨拶したじゃないですか!」
「ごめんごめん。前髪はパッツンのおかっぱ頭のせいいで高校生に見えなかった。」
「童顔だって言いたいんですか。」
「いつもそうやってからかって橘さんは酷いですよ」いつまでも子供扱いしてと小声で付け加える。
「え?何かいったか?」
「はい!橘さんは酷い人だと言ったんです。」
「ほら、いつまでも喋ってないでお客さんが来たぞ。」
「あっ、はい!」
「いらしゃいませー、何名様ですか?」
「1名で,あとカフェラテお願い。」この店の常連さんなのか注文してすぐに奥のテーブル席に座ってしまった。
「カフェラテワン、入りましたー」
カウンターの橘さんに伝える。
すると、素早くグラインダーで豆を挽いていってエスプレッソマシンでエスプレッソを抽出していく。
シルバーに輝く業務用エスプレッソマシンのスチームでミルクをシュゴシュゴと温めていく。
人肌の温度に温まったミルクを優しくゆっくりと丸みを帯びたカフェラテカップにピッチャーで丁寧に注がれていく。「あとはこれをこうして..」ピッチャーカップからゆっくり離すと綺麗なシングルハートがスチームミルクで描かれていた。
「蕾実ちゃん、早速だけどこれを奥のテーブルのお客さんに出してきて。」
「はい、カフェラテワンいきまーす!」
「なにそれ」と橘さんは目を細め茶化してくる。
午前中の通勤ラッシュのお客さんが一旦引いてひと段落で心を落ち着かせる。 「それにしても蕾実ちゃんがうちのカフェに入ってくるとはね
中学生のころからよく飲みに来てくれてたもんな。」
「はい、前から働くならこのカフェと思ってましたから」
「ありがとううちのカフェをそこまで想っていてくれて」
「はい、それは凄く!」それは特別な意味も込めて。
それから何組か来店してきて朝の通勤ラッシュの忙しさもひと段落しところで会計担当の茉里愛先輩が最後の一人の会計を済ませるを見て一息つく。
会計を見ると最後の男性のお客さんがが会計をしていた、
お客さんも一旦引いてホッとひと休憩「はぁー疲れたー。」蕾実は肩を撫で下ろす。
「お疲れ様、午後からまた頑張ろうな。」と橘さんから労いの言葉を貰う。「よし、午後からもお仕事、頑張るぞ!」と意気込む。
そんな時、カフェ全体を覆う巨大化な魔法陣が床に発生する。
「えっなに!?なにこれ!」
「蕾実ちゃん!」橘は彼女を守ろうと抱き寄せる。瞬間、視界全体が眩い光に包まれて意識が遠のいていくのだった。
次回から異世界ての回に入ります。
それでは。