伝説の剣附近 十9(魔獣とは)
やってしまいました。
過去の物語を書いているのに
更に過去へと潜ってしまいました。
魔獣にとって人間とはほどよく物足りない生き物という存在だった。
この感覚が芽生えたのは、彼が魔獣になってからの事で
それ以前、つまり彼が人間だった頃にはありえなかった感情でもある。
彼が魔獣として変態したのは、ほんの数時間前。
きっかけとなる出来事は、普段の生活とと変らない。
ごく一般的な日常のはずだった。
朝、目が覚めてから朝食に向かうために身支度をする。
宿の一階にある食堂に降りて行った彼がテーブルを見ると
珍しく二人の仲間が既に席についていた。
彼にとって、この二人は幼い頃から同じ村で育った仲の良い友人であり
冒険者となった今では最も信頼できる仲間だ。
そんな二人の様子を見ながら階段を下りていくの気が付いたのは
全力前線担当のデモッテ。
自信をもってお勧めする自称キャッチフレーズは
いつ、いかなる時も、ほんの僅かな変化でさえ見逃さない。
だった。
しかもそれをそのまま冒険者のプロフィールに書き込んでいるほどデモッテは
自分の力に自信を持っていた。
「おっそーぃ!」
普段の自分を棚に上げてゼリパックを責める。
そんな二人を見いたのは、戦闘だけでなく
私生活でも二人を暖かく見守るマルタンクという
チームの要と言うべき存在だったのだが。
この日は少しだけ様子が違っていた。
珍しく、デモッテに乗っかってしまったのだ。
・・・・・たまに良いよね。
この判断が彼らにとって大きな後悔になるのは
昨日の筆者には予想がつかなかった。
そしてこの先の展開も、今日の筆者には
全く予想が出来ないまま編集を終えるのだった。
過去編の思い出編スタートです。
これ
戻ってこれるのかな?




