伝説の剣付近 十四(よくない知らせ)
引退した勇者が心の安らぎを求めて最後に辿り着く村トア。
この勇者ホイホイの村に魔獣現る。
という報告が入って来た。
それは、魔王と対等以上の力を持つと言われた存在で
この村に集まった勇者でさえ、魔獣を倒したという者はいなかった。
それどころか、魔獣と言う存在すら今までその存在を確認した者はいない。
何故ならその全ての人間は、既にこの世からいなくなっていたからだ。
こんな噂が広まるほど希少な存在UMAの出現は一体何を意味するのだろう?
この村に降りかかるであろう災厄に対して。
と言うだけではなく、この世界の平和を守るために
村に滞在する勇者たちは、急遽会合を開く事になった。
その中にはもちろんライズも含まれている。
告知された時刻に合わせて集会場に現れたライズは
その集まりの悪さに驚いていた。
いつもは五十を超える勇者たちで賑わう集会場が
今日に限っては半数以下の十数名ほどしか参加をしていない。
昨日まで、あれだけ武勇を誇っていた勇者たちの賑わいに対して
今の状況は、祭りが終わった後の神社のように閑散としていた。
だが、どのような事情があろうと
時間だけは万人に対して平等に過ぎていく。
そして遂に決められた時刻になった。
閑散とした集会場で、遠慮がちに壇上に立った彼は
明らかに、押し付けられた!
といった雰囲気を身に纏いながら
ある勇者が発言する。
「では、時刻になりましたので始めたいと思います」




