伝説の剣付近 11(レイリア視点、他)
さぁ!
盛り上がってまいりました!!(自称)
伝説の剣を抜いたら、冒険者として生計を立てられる。
魔物に襲われて、親兄弟を失ったレイリアにとって
敵を討ちながら生活も出来る冒険者になる為に受けた今日の試験は
彼にとって、新たな一歩を踏み出すための特別な日にしようと考えていた。
過去の恐怖に怯えていた自分を変える。
その結果が、なんだかぶわっとしたモノに襲われて
呼吸も出来ず、このまま死んでしまうのではないか?
と言う克服するための恐怖とは別の恐怖のに見舞われる。
望んで恐怖のおかわりをしたわけでは無いのだが
結果としてそうなってしまった自分の不幸っぷりを嘆きながら
それでもその場を何とか乗り切ろう!
と力いっぱいもがいいている途中に
偶然にも、ぶわっとの核となる物質を飲み込んでしまう。
後になって彼が飲み込んだ「核」と言う存在が、実は魔王石
と呼ばれるものだったのではないかと
言われているが、そのあたりは今の状況で確定することは困難だ。
ただ、レイリアにとって
意を決して挑んだはずの試験だったが、彼の内心で作成された帯グラフでは
後悔と言う比重が半分以上を占めていた。
永遠と思われる待機時間に焦りを感じていたのだろうか?
肉体を失い、この村で伝説の剣としての存在を初めてから
長い月日が経っていた。
近隣で次々に抜刀される剣を眺めながら、いつかは自分も・・・・・・。
幾度となく繰り返される妄想の連鎖。
その妄想が終わる時が来た。
ただ、彼にとっての誤算は
抜刀という結果ではない。
という点だった。
物語を迷走させたら右に出る者はいない!
と(ご近所で)評判が立っていれば良いな♪
などと供述している太郎だった。
つづく。




