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伝説の前の物語  作者: 佐藤太郎
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変態の予感

平日のこんな時間に投稿です。

そのワケは

明日の投稿をサボ・・・・

休むかもしれないからです。

デイルとカイルは「超一流」や「殿堂入り」とは言わないが

それなりに名前の知られている冒険者だった。

ところがそんな彼らでも今回の敵には苦戦を強いられている。

敵単体の力は弱いのだが、数が圧倒的に多い為に

広範囲に攻撃を行わなくてはならない。

強力な魔法を放とうとすれば、詠唱に時間がかかる。

しかし、弱すぎる攻撃では足止めにもならない。

では、一人がそれなりの魔法で足止めをしている間に

もう一人が強力な魔法で敵を霧散させる。

二人は自然とこの体制をとっていた。

そしてこの攻撃によって敵の数は順調に減っていく。

このままいけば操られた死体も数時間後には消えているだろう。

彼らの攻防を遠くで観察している人物が、傍に控えている部下に何事か指示をする。

すると部下の姿が周りの景色に溶けるように消えていった。

残された観察者は事の顛末を見届けようとその場に腰を降ろしたが

その時ようやく二人の冒険者に違和感を覚える。

彼らのうちの一人、デイルだったか?

カイルだったか?

末端の冒険者の名前などどうでも良いのだが

ついさっき、自分が伝令を送った時には現れていなかった症状に

自然に舌打ちが出てしまう。

足止めの魔法と処理の魔法という二つを交互に使う。

この前提が崩れようとしていた。

処理をする為の強力な魔法を使う者の魔力が尽き

回復の為に幾度となく回復薬を使用していたが

遂にその限界を迎え、薬に対して体が拒否反応を示すようになっていた。

この影響で足止めの魔法を使っていた冒険者も

少し強力な足止めを行わなくてはならなくなっていた。

ここから二人の負の連鎖が始まる。

その違和感に気が付いた監視者の監視眼は優秀だ。

と認めざるを得ない。

パーティーを楽しんでいたデキヤンの元に届いたのは

全て問題なし。

という報告だった。


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