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質の違い
魔獣の魅力的な言葉の裏にあるのは好奇心だ。
神と言う存在が「選ばなかった世界」に対する好奇心が
自分では制御することが出来ない程気になっている。
これに対して魔王は神と言う存在が「選んだ世界」の
未来に対する好奇心を持っていた。
互いに相容れない両者が対峙して行われたのは
お互いの考え方の違いだけだった。
幾度となく繰り返されてきた不毛な争いの中で魔獣が聞いた言葉は
「否」
これは過去何百年に渡る魔獣派の誘惑に対して魔王派が出した結論であり
交わる事のない二つの存在が遂に動き始める。




