52/194
浮かばぬ構想(仮)
物語が浮かばない。
そんな日もある今日この頃。
先手必勝とばかりに魔獣に詰め寄る魔王の動きを読んでいたように
間に立ち塞がるのは、魔獣に命を奪われた者たちだ。
「人形遣いとは面倒な」
思わずこぼれ出る魔王の本音を聞いた魔獣が
「今ならまだ共存の道もあるだろう」
と魔王を説得するように話しかける。
魔王対魔獣。
彼らの真の意図は一体どこにあるのか?
このレアなイベントに参加しているデイルたちは思わず息をのむ。
返事によっては、この二凶が手を取り合って人間に災いをもたらす
という事も考えられる。
張り詰めているが、緩やかな時の中でカイルたちは
さらにその先に潜む激流にも対応できるようにと
どちらからともなく呪文の詠唱を始めていた。
そんな彼らの視線の先にいる魔王の心が決まったのだろう
ゆっくりと口を開いた魔王の言葉は
今日の物語は、明日には違う話になっているでしょう。
ある意味レア回。
だめ?




