ある魔王の物語 7 (表と裏)
今日は思い切り書く!
そんな予定だったんですが
平常営業でした。
この世界の始まりは、ある一つの選択から。
それは、左右。
というよりは表か裏か、という選択であり
結果として今の世界、つまり表の世界を選んだ者は本人の意思にかかわらず
神、と呼ばれていた。
ところがこの神は気まぐれで、自ら選んだはずの
「表」の世界が広がるにつれ、選ばなかったもう一つの世界
つまり「裏」の世界への興味が膨らんでいく。
ただ、残念なことに彼の力を持ってしても
その時に戻ることは不可能だった。
二度と再び手に入れる事が出来ないモノ。
それが解るとなお、一層大きくなるのは
自分の選ばなかった失われた世界への思い。
あの時の選択は間違いではなかったか?
自分の決断に対する比較の対象を求めていたのだろうか?
流れる月日と共に募る思い。
やがて彼は、今の世界で再びあの時の再現を試みる。
長い年月を経て彼は様々な種による試みを行う。
数え切れぬほどの失敗を経て、蓄積された情報は
遺伝子の螺旋、神の記憶として今の人間に受け継がれた。
この世界を選んだ今までの中で、最もそこに近付いた種。
時には表裏の境界である縁から裏側を垣間見たような時もあった。
しかし最終的には、その時のような感覚に包まれる事なく
僅かにノイズを感じる事しかできなかった。
今回の投稿部分は映像風に言うと
最初はドイヤーが読んでいる風だったのが
徐々に渋めの解説封朗読に移行し
最終的にその声も小さくなって
新たな物語の世界がはっきり見えてくる。
実にベタな表現方法を想像しながらお楽しみください。
ちなみに、遺伝子
とかなんとか書いていますが
この辺は、フィーリングでお楽しみください。




