ある魔王の物語 1
ここ数日、一ページを超える増量執筆を行ってきました。
恐らく、読んでる人にとって相当な負荷になっていたと思います。
なので今期は前シーズンを思い出し、一ページに戻しました。
そう、それはつまり『序章』第二シーズンのが始まったと言う事なのです。
本編をお待ちの方は、もうしばらくこらえてください。
再び魔王の洞窟へと訪れるライズ。
勝手知ったる他人の洞窟、とばかりに
複雑な迷宮を進んで行く。
目的地への行程が前回よりも早いのは
自分の倒した魔王の呪縛から解き放たれた魔物の妨害を受けなかったから。
今ならどんな者でもここに到達できただろう。
再びこの場所に戻ってきた。
その思いがライズの判断を狂わせていたのかもしれない。
自覚が無いまま魔王と戦った場所の奥に、小さな小部屋を見つける。
その部屋に入った彼が感じたのは、簡素な部屋だ。
という感想。
しかし、この部屋で十分なのだろう。
そう思わせる何かがこの部屋にはあった。
魔王が倒され、ライズがこの洞窟を去った事を見届けた兵士。
「本当にあいつは戻って来るのかねえ」
彼らに課せられた任務は、ライズが再びこの洞窟へと戻って来た時に
報告を行う事。
なんとも退屈で、張り合いのない任務だったが
政策委員会に逆らうことは出来ない。
いや、正確に言えば
ドイヤー家に逆らう事が出来ない。
と言った方がただしいだろう。
そんな彼らが、数日後
再びライズの姿を確認したのだった。




