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神はいない 7
神がいなくなって7日が過ぎました。
と何日たてば神は戻って来るのでしょう?
ジアとデブを目の端に捉えながら、チョウィの心は限界を迎えた。
寄生され、肉体の全ての支配を失った彼だが、死という感覚が
全身を駆け巡る事だけは理解できた。
これは、寄生した生物が宿主の死が自分の死となる。
と言う事を知った寄生種が、いまさらだが
自分の命を惜しみ、チョウィの生命力にすがろうとした結果だった。
死への恐怖と死を恐れな思いが
あの日、神によって封じられた螺旋への扉を再び開く。
現れたのは、強く荒々しい遺伝子の渦。
この時にはじめてチョウィと寄生種は互いをはっきりと感知した?
と思うが、何分激しい渦の中での出来事だったので
そのあたりは明記しない。
なんにしても、ミキサーか、ジューサーか?
と言われるほど激しい動きの中で意識を保ちつつ遡る彼らに待っているのは
良くない未来だろう。
と、予想できる。
チョウィの変化を間近で見ていたデブが彼の変化に
時折、ほほう、とか、うむ!
などと言ってはいたが、それは恐らく
いや、確実に雰囲気を出しているだけだった。




