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伝説の前の物語  作者: 佐藤太郎
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おかわり

物語は進まないのに

文字数だけが増えていく。

恐ろしい魔法にかかったようです。

所詮は時代に取り残された老人。

プルタブの先入観によって築き上げられたレイジェンの印象が

覆される。

この老人の無双ぶりが、彼に与えた情報は

こいつら()、実はたいしたことないな。

という結論を導き出すと、一転、プルタブがとった行動は

迅速、いや、瞬足を超えもはや、神速というべき速さだ。

後の世に伝わる書物にさえ、この時の彼の行動は、思考を以て行うにあらず。

と記されていたほどだ。

彼の目的は一体?

砦にいる仲間たちの眼差しを一身に受けながら向かった先は

強大な敵に対する、という希望を砕かれたレイジェンの元へ!

駆け寄るプルタブとレイジェンの絆が固く結ばれる。

その前に

プルタブはレイジェンの横を通り過ぎ、最前線へと向かっていく。

「邪な神に惑わされた者達よ。

その愚かな行為を悔い改めよ、そうすれば我が()の慈悲を与えよう!」

圧倒的勢力によって包囲している敵に向かって言い放った。

この「プルタブ宣言」は、使者の言葉と同様に、風に乗って砦へも運ばれ

砦から一斉に声が上がる。

「えぇー???」

その反応は、あまりにも無慈悲な否定を含んでおり

背後から、言葉の刃で心を切り刻まれたプルタブは

先程のシーンのやり直し(おかわり)を切実に望んでいた。

明日もこんな感じです。

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