169/194
兆候 4 (面談)
「遅すぎです。
やはり、冒険者というのは、この程度なんですね」
建物に侵入したジア達に浴びせられた、突然の言葉に反応したのは
「うっせぇ!デブ!」
というヤークの一言だった。
広いホールに反響する声に惑わされる事なく、デブの位置を正確に見据えて放った事で
彼の能力に対する評価を上げたジアだったが
放った言葉によって下がった評価を再査定した結果、コイツ消えたな。
から、こいつ消える。
へと変化していった。
そんな事を考えている間に、いつの間にか階段を下りているデブ
が息を整えている。
この緩んだ雰囲気にジアの後ろにいた彼が
「あのう・・・・・・」
と言いながら、申し訳なさそうにポオト=D=エエが前に出ようとする。




