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伝説の前の物語  作者: 佐藤太郎
133/194

Kingロード

足踏み回です。

あからさまな対応の変化に、内心ではかなりの苛立ちを感じていたシーオだったが

こんな所でもめても何のプラスにもならない.

とわかっていたので、そこは一端引くことにする。

「そう、仕方ないわね

レイリア、出直しましょう」

少年の肩に手を置いて退席するように促す、レイリアもまた

素直に従って、建物を出ようと出口に向かっていると

彼らに声をかける数人の集団が怪しげな効果音と共に現れた。

「!?」

突然の事に驚くレイリア達。

彼らの驚きの原因は、気配さえ感じさせず効果音を奏でる者の存在だったのだが

意に反して現れたのは、一流から三流

果ては駄文やボツ構想に至るまで、ありとあらゆる所で使用された

王道(キングロード)の展開が、今から繰り広げられようとしている。

まず目の前に現れたのは、小太りで小柄な男。

効果音との連携がイマイチな所を見ると、新人なのかな?

などと思いつつ観察していると、そんな彼が若干上ずった声で

「よぅよぅ!兄ちゃんたちぃ!

ここはお前の来るところじゃないぜぇ!」

と言い放つ。

そんな彼を見たレイリア達はああ、この人も頑張ってるんだなあ。

と感じていた。

こうなったらもう

無理やり進めるしかなくなってしまいます。

でもそれは、今日じゃないですけど。

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