表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の前の物語  作者: 佐藤太郎
132/194

後ろの正面

なぜかこんな物語になってしまいました。

ちらりタイムが終了し、シーオが衣服を整え終わった頃

ようやくギャランが姿を現す。

「で?

今、どんな感じ?」

と言ってレイリアの肩へとよじ登る彼を見ても

周囲の人間に「これ」といった変化は無い。

どうやら喋る猫は珍しくないようだ。

そう思っていたが、実際は彼の存在がシーオの印紋の価値を下げる結果を招く。


この組合に訪れる者達、その多く背後に名士や貴族

場合によっては王族に至るまで、様々なスポンサーが付いている。

というのが一般的だった。

冒険者の能力に比例して力のある権力者が援助する。

その冒険者たちが功を競い、挙げた成果で派閥の優劣を決める。

既に冒険者という存在は、魔物を狩る

というだけの存在ではなく、権力者にとっての

勢力争いの道具という意味合いが強くなっていた。

ただ、世間的にそんな事は公表できない。

しかし、その実態は密かに援攻と呼ばれ、公然の秘密だった。


世間一般的に、日常生活における動物に会話をさせると言うのは

冒険者にとって、ほんの初歩的な技術だ。

ところが、冒険者の世界に入ったばかりの力の無い者にとって

動物に会話をさせる

というのは、他の誰もやっていない

つまり、誰にも出来ない、偉業と感じてしまう。

これがつまり、冒険者あるある

として語り継がれる要因でもあり、冒険者になった者が一度は通る

恥ずかしい道でもある。


この冒険者についているのは弱小スポンサーだ。

はっきりと確信した受付の、先程までの緊張感は消え

「規則ですので、それなりの実績を示して頂きたい」

と無慈悲に言い放つ。

その言葉は

冒険者政策委員会に属し、濃黄位であるシーオの印紋の効果を打ち消した。

安定のミスター想定GUY


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ