考えず、感じず、受け入れる
わかる人にだけわかる。
そんな作品があったとします。
「異世界召喚魔獣討伐組織選抜審査申込最終受付初日なの?」
レイリアの完全なオウム返しクエスチョンは二人と一匹の空気を変える。
彼の言葉に答える為に、彼女は彼のいるベットへと近づき腰を降ろす。
それを見たギャランもまた、定位置へと戻り丸くなって目を閉じた。
ただ、その耳だけは、これから始まる二人の会話を聞き逃さぬように
ピコピコと揺れ動いている。
これで体制は整った。
根拠のない確信を得たシーオが、再び口を開いたのは
この村に近いコエウゾ山脈に棲む魔獣エンデンの噂と
その噂に導かれるように集まる魔獣たちと冒険者の戦い。
そして先日、この村を守る二人の冒険者、デイルとカイルが行方不明になったという
悲しいお知らせ。
「残念だけど、今もまだ
この二人の消息はわかっていないの」
そういって締めくくる彼女にほんのり漂う達成感。
対するレイリアと猫。
その両者が受けたハテナ感はMAXを迎えていた。
「あの・・・・・・」
レイリアが恐る恐る、~初日なの
に関する疑問を口にしようとした瞬間。
「それ!
それは今からみんなでこの部屋を出ればわかりますっ!」
同じ部屋にいながら、違う温度帯に生息している事に対して
苛立ちを覚える彼女の感想が
まったく、最近の若い子は!
的な勢いでしかもそのまま圧倒しようするシーオ。
そんな彼女を見た猫が、こんな人だったかなぁ?
などと考えを巡らせている間に、レイリオを強引に身支度させた彼女が
話の流れと同様、強引に部屋から連れ出してしまう。
残念ながら、部屋へと置き去りにされたギャランは、諦めて二人の後を追ことにした。
恐らくはこの先に待ち受ける苦難を想像しながら
自らの肉球で一歩一歩、歩いて行くのだった。
そして誰もいなくなった部屋。
そこに突然、ノックの音が響く。
間隔を置いて、二度、三度。
返事が無いことで諦めたのか、
扉の前から人の気配が消え、部屋には再び静寂が訪れる。
今年は暑いので、例年以上に
油ギッシュな肌になっています。
とりあえず今日は、肉球
って書きたかったので無理やり書きました。
ちなみに前書きのコメントは
忘れられた伏線
的な感じで書いただけなので、特に意味はありません。
以上、今日の後書き三部作でした。




