相方の名は
少し古いですが
君の名は
というフレーズで書いてみました。
故意か偶然か、シーオのプレッシャーに押しつぶされそうになるレイリアの
重圧を撥ね退けたのは、先ほどから
けだるげに二人を見ていた一匹の猫だった。
淀む空気の中、突然くしゃみをする猫によって
その場の雰囲気が一変する。
「少し空気を入れ替えましょう」
そう言って窓を開けるシーオの目的は
今の表情をレイリアに見られないようにする為だ。
理由はどうあれ、解放された窓からは、部屋に籠った不純
その熱気を払うように、涼し気な風が入って来る。
だが、その涼風ですら
シーオに染み付いた悪意ある表情を消し去ることは出来ずにいた。
彼女は内心、その事が判っていたようで
窓の外を向いたまま、レイリアと顔を合わせようとはしなかった。
幸運にも、レイリアの興味が自分ではなく
猫に向いていたことで、その不自然さは上手くぼかされていた。
はっきり言って感情が顔に出るタイプ。
の彼女が、内心ドキドキのまま、レイリアの方へと振り返る事が出来ず
どうなることか?
と思っていた。
背後のレイリアの気配に神経を集中させるシーオが感じたのは
猫を素早く抱き寄せるレイリアの動作と
その存在に引き寄せられる彼の意識はその猫に特別な何かを感じていた
ありきたりではあるが、恐らくは「導く者」的な感覚。
まるでチェシャ猫?のようだ。
猫と見つめ合うレイリアに浮かんだ言葉。
「きみ、君の名前はギャランドゥ!」
この言葉を聞いて、シーオがようやく室内へと振り返り
満面の笑みを浮かべたのだった。
迷走行進曲本編。
迷走の暴走
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予定通り、走ってます。




