伝説の剣附近 21(吉報)
あえて書きません。
ノブを廻し、部屋に入って来たのは
余生を冒険者たちに協力することで、悠々自適な老後を目論むマジーデと
そんな彼に、才能あり!
と認められたライズの姿だった。
この人選の理由は、マジーデがとある地方の伝説となった勇者である。
と言うのが、大きいかもしれない。
確かに勇者と言う存在は、単体で見れば
素晴らしい偉業を成し遂げている。
だが、その結果
リスクに対する成果の大きさとなると
勇者という「くくり」で呼ばれる者の間にも
明らかな格差が存在していた。
例えば世界を救ったという者がいる。
世界に名の知れた伝説級の勇者となる。
他にも、大陸を救ったという者。
その存在は大陸にいる者にとって避けては通れない名前となっていた。
それ以下の存在で「勇者」と呼ばれる者達は
場合によっては国や地域を救い、相応の評価を得ている。
ところが、マジーデには、そこまでの名声が無かった。
これが原因で今までに受けた対応の数々。
自称「悲運」な彼が目につけたのは、伝説的な偉業
最後の魔王を討伐しながら
伝説どころか、黒歴史として語り継がれるライズの存在だ。
そんな二人が、三人の冒険者と対面する。
我に秘策あり。
いや
秘策、あってくれ!




