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伝説の前の物語  作者: 佐藤太郎
10/194

伝説未満 9

無理やりな感じ満載で先に進みます。

ライスにとって、この剣は特別な存在だった。

勇者として認められ、幾多の冒険を経て

ようやく手にしたこの剣。

その全てを魔王の討伐に注いだ結果。

唐突だな・・・。

そう思わずにはいられない。

ライズの力によって、魔王は最後の時を迎える。

まさか自分が斃れるとは思っていなかった魔王

命が尽きようとする魔王の目に映っていたのは

疲労困憊し、今にも崩れ落ちそうなライズの姿だった。

本当に、人間というモノは厄介な存在だ。

信念という強靭な意思によって、目的を達成する。

実はそれが間違っていたといても・・・。

消えゆく意識の中で、そんな事を考えつつ

それでもなお、自分を倒した勇者に対して声をかけた。

この時、魔王に正確な判断が出来たのか?

と言われれば、解らない。

ただ、魔王の口からこぼれた最後の言葉は

「残念だ、君は今、絶望の扉を開いた」

だった。

そう言って崩れ落ちる魔王。

その背後に、絶望へと続く隠し扉が開かれた。

魔王に対し、全ての力を使ったライズが受けた衝撃は

計り知れない。

しかし、そこにあるのは無慈悲な現実であり

新たなる戦いに備えて、ひと時の休養を

そう願う勇者の望みを砕くように、扉から

禍々しい力が溢れていた。

今日はなんだか調子が良くないようで

三回ぐらい投稿してます

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