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任務達成

「できた」


「おいマジかお前」



テレンシオの手から溢れる魔力を見てマオが呆れた。手からキラキラと光るものが覆っている。これが魔力なのかとテレンシオは嬉しげに見つめた。



「普通はさ、パッと説明してすぐ出来ないんだよ。数ヵ月かけて魔力の感覚をつかんで、それから長い時間かけて発動できるようになるものなの。なんだよお前天才か」


「俺まさか自分に魔力あるとは思わなかったからなー!で!次はどうするの?」



ワクワクが止まらない顔をしてテレンシオがマオに次はと先を促す。



「手に魔力を集めて、それをこの丸にバツの所に手を置く。大事なのはどのくらい魔力が必要なのか分からないからな、魔方陣が魔力の吸収を止めるまで離さないこと。たまにそれで魔力枯渇起こして死ぬのがいるから慎重にーーー」


「ここかな?」



マオが説明している途中でテレンシオは魔方陣のそれらしい所に触れた。



「!!」



ズォッと手から大量の魔力が吸い取られる。


あまりの勢いで吸い取られるものだから、つい手を離そうとしたら、マオの足が素早く手を踏みつける。



「いたああああ!!!!何すんだああああ!!!!」


「慎重にっていっただろうが話し聞けよ!!!!一旦発動したら手を離してはいけない!!贄は一回しか持たないからな!!!見ろよ!!!」



マオの指差す先で、石が魔方陣から湧き出した何かに呑み込まれている途中だった。気が付かなかったが魔方陣も光輝いている。



「でもこの勢いだと魔力すぐ無くなる!!!」


「だからオレも協力してんだろうが!!!」



足で!!と、マオは自分の足を指差す。

そこからテレンシオと同じく魔力を流しているらしい。



「うぉおおおおおぉぉぉ…からだの力が抜けるぅぅぅ…」



数分後、屍と化した二人が転がっていた。



「かんっぜんに予想外。こんなに吸われるとは…」


「これマオいなかったら俺死んでたんでね?」


「多分、見越しての事だったんだろうなぁ…」


「偶然だろ」



テレンシオの神への信頼度は低かった。




動けるようになると魔方陣を確認して驚く。魔方陣も亀裂も無くなっていた。


そして、壁際にチョコの入った袋と、水が置いてあった。


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