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実に身勝手な理由でした

数分後。

秘書が観測者から纏められた報告書を持ってきた。



「観測者から報告が来ましたよ。一応FとM双方に送った観測者からの報告によりますと、F側は勇者の加護が切れた。世界の危機に勇者が現れてくれればという声が高まっています。M側からは悪魔、魔族の魂喰らいの一族、血喰らいの一族、あと肉食系が人間を絶望させて喰らうと最高の美味になるという噂が広がり、魔王の一部がそれに合意、他の一部が不満解消の為に許可を出しているそうです糞ですね」


「…………、あの、待って、こんなに勝手な理由見たことないんだけど。てか、ええ?」



神は混乱している。

しかしそれに秘書は追加情報を読み上げる。



「しかもFは突然出現した魔力に耐性がないので魔力病を発病したり、変異したり、死亡したりしています。適応できたのは一部のみで、不完全な者は暴走させて死亡してますね」


「おお、神よ…」


「神はあなたです」


「わかった、わかったよスー。これは早急に手を打たないとね」



ふらふらと立ち上がり神は机に紙を置くと、そのに羽ペンで何やらスラスラと記していく。


その紙に書かれたのは一種の魔方陣で、指定すると条件に合ったターゲットを絞り混んで探してくれるという優れもの。基本それは管理人を採用するときに使うものだが、それを勇者に適した人材を探すものに今改造したのだ。



「できましたか?」


「出来たわ。もうほんと完璧、さすが神」


「もし失敗してたら神乙(笑)って笑って差し上げましたのに」


「そんな気はしてた」



その紙に神は手をかざした。



「Mの魔王達がくっそむかつくから、徹底的にボコってくれる鋼メンタルの勇者適正がありそうな人を探して」



神の言葉に反応するように紙が輝き始める。その光は一筋の矢になって、分布図の中のFの世界球の中に飛んでいった。

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