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ハンター登録しました

馬の預け屋に馬を預ける。預り金と一緒に赤い果実を上げたら張り切ってた。

あながち嘘じゃなかったんだな。



「ここがギルドか」



見た感じ大きな酒屋に見えるが、屋根のところにリオンスシャーレの旗とギルドの旗らしい斧二つ重なったマークの根元に盾。門のところに『狩人・冒険者合同ギルド』と書かれていた。


本ギルドっていっても町のギルドと大差無いな。


門を潜り中に入ると相変わらずゴロツキがゴーロゴロ。うへぇ、早く出たい。


物珍しそうに見てくるやつらの視線を全て無視しながらカウンターへ向かう。

左小指のないおっさんがめんどくさそうな顔をしてこちらを見た。


「坊主、度胸試しに来たんなら帰んな」


「ハンター登録をしに来ました」


「金は持ってんのか?見せてみる」


「持っている。だけど、必要な金額以外は見せない」


財布ごと見せてはならない。見せた瞬間取られる可能性もある。もっともテレンシオは財布を二つ持っていて、良く使うのはあまり金が入っていない方の財布だが。


「はっ、生意気なガキだ。13ゴウドだ。払えるか?」


「それはおかしい、登録料はどんなに見繕っても3ゴウド14シルドだ。しかも俺はまだ14だ。年齢割で2ゴウドのはずだけど?」


「…………馬鹿ではないみてーだな」


舌打ちしそうな顔でおっさんが紙をカウンターに置いた。


「2ゴウドだ」


「はい」


おっさんに2ゴウドを払った。まじまじと見て確かめている。偽物かどうか確かめているのか。失礼だな、本物だわ。大金だけど、洞窟巡りでたくさん稼いだんだよ。


しかしギルドのこと聞いておいて良かった。

おかげで大金を巻き上げられる上にバカなやつの判定確認の“洗礼”を無事やり遂げた。


これに引っ掛かるとずっと理不尽な要求をされ続けるカモにされるやつなんかも珍しくはない。この紙もそうだ。読めなかったら依頼書に書かれている値段をちょろまかされたりするからな、おまけに読んでやるから金寄越せとかもある。


それを期待してか背中に視線か集まってきていた。


「……なんだ、文字も書けるのか。つまらん」


簡単な文字なら書けるんですよ、バカにするな。


名前と年齢。出身地を書いて提出した。


「ちょっと待ってろ」


記入した紙を持っておっさんは奥へと下がった。

しばらく待つと金属のタグのような物を持ってきた。見てみると先程書いた情報と、裏にはギルドのマークが彫られている。


「これ、無くしたらさっきの金額13ゴウドだからな」


「へーい」


首から下げて服の中に入れた。

ちょっと冷たい。


「で、依頼はどうする?」


「何があるん?」


「あっちに貼ってある。見てから決めろ。一つ大事な事だから言っておくが、早い者勝ちだからな」


「へいへい」


壁に取り付けられた依頼書を満遍なく見ると、真ん中の方に埋もれるようにしてある依頼書。『森の奥にある青桜の枝を持ってきて欲しい』と言うものがあった。これか。


「おっさんおっさん」


「おっさん言うな。ギルド長と呼べ」


「俺あれ受けるわ。『青桜の枝』のやつ」

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