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神様が勇者を使って魔王を討伐するそうです  作者: 古嶺こいし
勇者を見付けて鍛えましょう
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鍛えましょう②【神】

神は考えた。どうやったらあのカウンターバカを成長させられるのかを。


そんな神を秘書は「珍しく自分の頭を使っている」と感心していた。


神はいくつかの案を考え出していたが、紙に書き出してみたのもののあの勇者(バカ)が実行出来るのか怪しい。


あと《カウンター》について詳しく調べてみたら、どうも相手の攻撃がないと使えないと言う。


(私があの世界に手を出せるのは限度があるし。本当は手っ取り早くステータス弄りたいけど、あれは魂を弄るのと同じことだから、私みたいに頑丈な魂じゃないと普通に異常をきたすからやりたくないのよね)


運が高けりゃ成功するかもしれないけど、あいつの運は5割だ。博打をしたくない。


「神様」


「なに、スー。今ちょっと考え事していたんだけど」


「勇者が遣いと共に移動しています」


ほらと見せられた映像にはググルグの馬にくくりつけられている簀巻き状態の勇者。そのあとを仲間が追っている。まって、なんでこんな状態になってるの?少し見ない間何があった?


「何やらかしたの?」


「勇者は寝てるだけです。どうも魔物が湧き出てくる洞窟に放り込んで強制的に剣術を上げようとしているのではないかと思われます」


「ほう、魔物が湧き出てくる洞窟に……、!!」


神は閃いた。

こちらから勇者のステータスは弄れないけど、外部干渉してどうにかすることは出来る!!


急いで勇者の印に上書きされた刺青を削除し、印にとあるプログラムを書き込む。そして秘書にどこの洞窟に入るのかを予想してもらい内部構造の地図を作成させ、作戦を練った。


そして秘書以外の部下に頼んであるものを大量発注した。


そんな神の仕事ぶりを見て秘書は思った。普段もこのくらいキビキビ仕事してくれたら良いのに、と。







「神様、勇者達が到着しました」


映像では清々しい朝方に簀巻き勇者を俵担ぎで洞窟に入っていく様子が流れていた。


「よし、スー!作戦を開始するわよ!!」

端から見たらただの人拐い集団

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