ニュアンスの違いで違和感を覚える事が度々あるなあと思った話
作品自体や読者感想における他者の表現など感じる経路は様々。
皆さんは人の使う単語や表現に何か違和感を覚える……って経験、ありますか?
愛情と一言に言っても異性愛か家族愛かで感じ方は違う。
面白いと一言に言っても何をどう楽しんでいるかでその意味は異なる。
女装と男の娘は全然違う(力説)。TSと転生TSと憑依は全然違う(力説)。
最後はまあ、うん。ね?
なろうだと、作者読者問わずどうもその表現を使っている人は異世界転生と異世界ものを一緒くたにしているようだとか、チートと能力ものを一緒くたにしているようだとかそういう異和感を覚える事もあったり。
この場合だと異世界ものなら現地主人公も含むでしょうし、能力ものならチートでない能力もあります。要は大分類と中・小分類のような関係になるのでしょうか。
大は小を兼ねると言いますが、小分類を大分類で表現するならまだしも大分類を小分類で表現しようとすると違和感が強くなる事が多い気がします。サイズの合わない服を着ているようなものなので当然といえば当然かも知れませんが。
細かいニュアンスの違いって、使われている表現や単語に慣れている人・長じた人じゃないとなかなか気付かれないって事があると思います。なので発した側や違いに気付いていない受け取り側はさほど気にせず、それに気付いた一部の人が何かちょっともにょってしまうというくらいで。
間違った認識を持って欲しくない、指摘・訂正したい。でも文脈から意図は読みとれない事も無いし指摘するほど大きな間違いでもない。むしろ一単語程度のニュアンスについて指摘するのは野暮なんじゃないかとさえ思ったり。
ニュアンス問題は、(気付いてしまう人にとっては)明確に違うという認識を持ってしまうのに指摘し辛いというなかなか面倒な問題なんだなあと最近思いました。
そういう捉え方もある、と知るのはどんな事にしろマイナスにならないとは思います。