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日録ログダイアリー  作者: 鏡 もち
9/20

1月17日 慣れない善行をするとMPを消費する

今年で阪神淡路大震災が発生して、21年。

自分はまだ小さく記憶も薄いが、ただ暗闇で地震に怯えたのは覚えている。


神戸の街を歩くと、様々な場所で募金活動が行われていた。

こんな日くらいはと道具袋を漁るが、ゴールドがない。


しまった!装備の点検を怠ったと、戦線から離れようとしたが、すでに募金箱を持った女子中学生に回り込まれていた。

知らないのか、大魔王からは逃げられない、というオーラを纏っていた。


私は観念して、道具袋の1000ゴールド札にカーソルを合わせた。一瞬あたりに、おっ!という雰囲気が漂った。

お札を握り震える手は、小市民っぷりをよく表現できていた。あ、これは次回もエキストラで監督に呼んでもらえるかな、という手応えがあった。


まさに指からお札が離れる瞬間。不意に脇から浮浪者風の男性が近づいてきて、迷いなく一万ゴールド札を投入した。

あたりにおおー!という声が上がった。もう私はカメラに写っていなかった。監督もカットと言って、休憩に入った。


私は、急いで1000ゴールド札を箱に投入すると、早口でルーラを唱え、その場から離脱した。

精神安定のためさっきの方は趣味でみすぼらしい格好をしている王族なのだと思い込むことにした。


その後、ホイミを何度も唱えたが、精神には作用せず、無意味だった。

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