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日録ログダイアリー  作者: 鏡 もち
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1月14日 匙の山ができる:案件が多すぎて処理しきれないの意

昨晩、眠ろうとベッドに入ってくしゃみを一つしたとき、棚からたくさんの何かが降ってきた。

外したメガネを付けて、ベッドのわきを覗き込むと大量の「匙」だった。

2015年から棚上げしておいた数々の匙がついに自重に耐え切れず、落ちてきたのだった。大掃除で片すべきだったと後悔。


放っておけばそのうち匙が牡丹餅にでもなって、棚から落ちてくるなんてミラクルが起きないかと思っていたが、辛くなかった甘かった。


一本拾い上げてみると、それは超能力で曲げようとしたが、うんともすんとも言わず投げた匙だった。数ある投げ匙の中では、捻りのない匙である。

かと思えば、丸い部分が取れて棒だけになった匙もあった。これはもうすくえない。


私はすべてを忘れて、寝ることにした。瞬間、新たな匙が生まれ、匙の山にぶつかって鈍い音を立てた。


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