1月25日 「ひきだしにテラリウム」に没頭
丸井諒子さんの「ひきだしにテラリウム」を読んだ。
他にもダンジョンに潜ってモンスターをもっともらしく調理して食べる漫画を描いている奇才である。
ひきだしにテラリウムは、そんな氏による珠玉のショートショート漫画だ。
短ければ2ページでまとめる構成力もさることながら、
私が感銘を受けたのは発想の突飛さと物語の構築力である。
とんでもない設定がたくさん出てくるが、世界観に説得力があり、実際に人物が息づいている気にさせる。
ホントにこんな世界があるかもと、ぐいぐいと意識が引き込まれるのだ。
私も曲がりなりにも文章を書くことを日課としているので、何か取り入れられるものがないか必死で探した。
ページの隅の隅まで、表紙の裏や帯の端まで、さらに入り込み50ページの龍の逆鱗の裏側、一話目に出てきたあの鼻に刺すやつの先っちょ、パラドックス殺人 事件の田中さんの足の裏などにも調査は至り、最終的にゾンビに襲われて逃げ回ったりした。もう少しで食べられるところでした。
我に返ってみると、私は創作者ではなく、ただ日記を書いていただけでした。
これからもあったことをありのまま、思ったことをそのまま、愛のままにわがままに書き残していきます。