表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日録ログダイアリー  作者: 鏡 もち
16/20

1月24日 終わりがないのが終わり

24日、時刻は深夜2時。

私はひどく疲れ、自室のベッドに倒れ込んだ。



とても長い時間がたったような気がして、目を開いた。

カーテンの外は暗く、時計の針も深夜3時を指していた。

これだけしか経っていないのに、この満足感。

私も睡眠が上達したなと思った。生まれてから欠かさずやってきた成果だろう。そしてもう一度眠りへ落ちた。


目覚めたとき、部屋は外からの光で明るく、時計は早朝6時過ぎを示していた。


素晴らしい目覚めだった。今日は何をしようか。期待か膨らむ。私はリビングへ移動しテレビをつけた。


「1月25日、朝のニュースをお伝えします」


ははーん、日にちを読み間違えるなんてこのキャスターは新人だなと思った。

私は、それから、キャスターが訂正と謝罪をするのを、待ち続けた。


番組が終わっても、ずっと、ずっと、待ち続けたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ