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始まりの始まり

存在価値の無いプロローグ


 例えば。

 俺のあずかり知れぬ場所で起きる内戦で、流れ弾に当たって死んでしまった男。何故自分が死ななくてはいけないのかと世界を怨み、消えていく(もの)

 例えば。

 いつだったか、俺の目の前で車に轢かれて亡くなった未だ幼い子供。“車”という物体(もの)すら認識出来ないまま、一瞬で撥ねられ空に昇った小さな(もの)

 例えば。

 今、俺の横で絶命しつつある彼。首から血を流して、ごふごふ意味の無い音を立て、俺を必死の形相で睨み付けて、果てる生涯(もの)

 全部同じ人のイノチ(もの)だとは教わったけど、俺にはこれらが全部同じには見えない。

 だってあの時乗用車に撥ね飛ばされた子供と、俺に頭部をめこめこに潰されて死ぬ彼とじゃ、重み(、、)が違うもの。勿論彼の方が価値は下だ。

 欠伸が出た。眠い、昨日きちんと寝なかったのが悪い。夜更かしは良くないという事か。

 いやしかし、この“仕事”を始めてから既に6ヶ月も経つけど、知り合いを殺したのは今日が初めての事だ。依頼は多くは無いが少なくも無く、それなりの需要を見込んではいたのだが、半年の間知り合いの依頼は無かったのは幸運だったのか不運だったのか。

 当の彼は既に事切れて、歪に膨れ上がった眼球が空を睨んでいる。その死体に、悪く思うなよと声をかけてそっと其処を離れた。

 いずれにせよ今日は、これ以上ないほど彼を殺して(、、、)やったし、ちゃんと依頼の品の回収も出来た。上々の首尾だ。

 家に帰ろう。今日はもう疲れた。依頼完了の報告は忘れずにやらなくては。

 そう思って自転車に跨ったのに、進路を遮り影が現れる。

 舌打ちをして籠に載せたバットに手を伸ばした。


こちら、ゾンビものになります

ええ、今からなります


そんなことはさておき、読んでくれてありがとうございます

夜中のテンションで書き進めていく予定なので宜しく

でも、名前を決めるのが苦手な作者は、まだ主人公の名前さえ決めていないっていう……

うまい名づけ方ってないものか

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