空は晴れで傘は雨で…
この物語はフィクションです
雨は好きですか自分は嫌いです不思議ですよね外に出ないから関係ないのに
傘の中では雨が降っています、空は晴れてます、ですが傘の中にいます。
何故それでも傘の中に居るのかと問われても答えることはできません、私も忘れてしまいました。忘れてしまった理由は分かりません、安易な事だったのかとても大事なことだったのか、まぁ今となってはどうでも良いことです。
ずっと雨に当たっていたら濡れているのかわからなくなってしまいました、他人から見れば私はとてもふやけているのでしょうか、それともとっくに溶けてしまっているのでしょうか確認の仕様がありませんね、それに私は視界が濡れてしまって周りに人が居るのか此処が何処なのかさえ分かりません、草花の生い茂った場所にいるのかもしれないし電柱の並ぶ道かもしれないし既に隅に追いやられたかもしれない。
そういえば最初に空は晴れていますと伝えましたね、眩しいんですよ陽の光が、濡れた視界に広がる日光が、本当に瞳孔が絞られているのがわかりますよまぁそのおかげで自分が外にいることがわかるんですけどね。
ずっと此処にるんですよ、どのくらいいるのかは忘れちゃいましたけど長くは居るんですよ、でも雨は止まないし日は曇らない今まで色んな疑問を持っていましたけど大部分がわからないままです、いつからいつまで、どこで、なぜ、周りに人が居るのか、自分は居るのか、こんな疑問がとめどなく浮かんでくるんですよ、どうせ分からないくせに。
分からないことに対して悶々するしムズムズしてしまいます正直言って居心地悪いです、いつか戻りたいと思っても目処が立たない体の感覚もうまく掴めない、でもいやだからなのかもしれませんが疑問ばかりが浮かぶんですよね、あなたはどう感じていますか?
あっ、たった今疑問が浮かんできました、少し怖い疑問ですね、これを言ってしまったら何も誰にも語れなくなる気がします、まぁ別にいいでしょう、
「あなた、誰ですか?」
作品二本目です
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