表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/28

(二)-6

 そう思いついた瞬間、西山さんは俺が理解していないことをすぐに悟ったらしく「衛子(えいこ)さんはいらっしゃいますか」と母の名前を挙げた。

 俺は「ああ、今、畑に行っていますよ」と玄関を降りて靴を履きながら言った。

 西山さんは「行ってみます」と会釈をして立ち去ろうとした。その直後、再びこちらを見た。そして「ごめんなさい、ちなみにあなたは……」と言った。

 それなので俺は兄の弟であることと葬儀で戻ってきたことについて話した。西山さんは礼儀正しく初対面の人向けの挨拶をしてくれた。むしろそういうのにあまり慣れていない俺は、上手く挨拶を返せずに、どぎまぎしてしまった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ