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文学 人物名シリーズ

詩 エンドマークをつけないために

作者: 仲仁へび



「誰も見向きをしない君が気になってしまった」


「その瞬間に僕は、君を放っておけなくなってしまったんだろう」


 掻きむしって 悩んで のたうち回って 


 この世は地獄かよって 有り様で


 誰もが悩んでる君を知らんぷり


(僕も知れてないけれどさ)


 知れてないと 知らないままは 違ってて


 転がって 落ちて

 沈んで 沈んで

 沈んみこんでいく君が


(僕には、助けてと言っているように聞こえたんだ)


 どこまでも深い闇に沈んでいく


「生きて欲しい」


 どこまで行ってしまうのか 心配で


 炎に焼かれて 水底に捕らわれて 風切り裂かれて


 それで君が出した答えは


 きっと今苦しんでいる僕と同じ答えで


(人生の最後にそんな事思うんだ……って)


 それが君は この世界の姿だと言うのなら


 小さく反抗してみたい


 果たせぬ約束 終わってしまった物語


(これから僕は未練だけを大事に抱えて生きていくのか?)


 後悔は隣人?


 そんなはずないって 君に教えたい 僕は思いたい


「……間に合え」


 奇跡を奪い取らないで


 君と分かる為の時間を奪い取らないで


 君の抱えたもの見て 知る為の時間が欲しんだ


「ちょっと待ってよ。一人で結論出さないで」


 必死になって後追いかけて 追いすがって

 伸ばした手の行く先 行く当て あるといいな


 君の人生 僕の抵抗 エンドマークがつく前に



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