表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
古の魔法書と白ノ魔女  作者: 紀ノ貴 ユウア
40/76

第7章、仲間を求める③

 今日は「魔女の敵」の更新はありません。


 申し訳ありませんが、来週の更新はお休みさせていただきます。

「シェラトリス、どうせなら学校で調査団体を立ち上げたらどうだろうか。」

 アスカルトが軽い調子(ノリ)でそう言った。


「え?学校?」

 シェラトリスは少々面食(めんく)らった顔で聞き返す。


「そう。学校に(ぞく)する団体として正式に(みと)められれば、個人でやるよりずっと調べられることが増えて良いと思うよ。ほら、他領(たりょう)で何か情報(じょうほう)()しい時に、“シェラトリス個人”の(たの)みでは調査(ちょうさ)(ことわ)られる可能性(かのうせい)が高いけど、学校という“公的な団体”が依頼(いらい)すれば協力(きょうりょく)してもらえるだろう?」


 アスカルトの言葉に納得(なっとく)するシェラトリスだったが、あまり乗り気な顔ではない。

 組織(そしき)を立ち上げるのは大変だからだ。運営(うんえい)には報告用(ほうこくよう)(こま)かな活動(かつどう)記録(きろく)を取らねばならないし、諸費用(しょひよう)や手続きはしっかりと学校を通さねばならない。そもそも団体を立ち上げるには、一定人数のメンバーどころかリーダーが必要(ひつよう)だ。発案者(はつあんしゃ)のシェラトリスが責任(せきにん)を持ってリーダーを(つと)めるにしても、シェラトリスにはメンバーを上手くまとめられる自信がない。


「私は名案(めいあん)と思いますよ、“アスカルト様”!」

 クレーメンスはアスカルトに賛成(さんせい)()(ひょう)し、生き生きとした顔でシェラトリスの(ほう)を見た。

「ぜひ他の(かた)にも()()けて、調査(ちょうさ)仲間(なかま)を集めませんか?!」


(そうだわ、学校に(ぞく)する団体を設立すれば、協力してくれる仲間ができるかもしれない…。)


 個人的に調査(ちょうさ)することを考えていたシェラトリスは、調査(ちょうさ)団体(だんたい)を立ち上げるメリットを考え始めた。


(アスカルトやクレイの手を()りても、少人数では調査(ちょうさ)しきれない可能性(かのうせい)もあるし…。)


「でも…私、アスカルトみたいにリーダーシップもないし、クレイみたいにすぐに他人と打ち()けることもできないわ……。」



 シェラトリスは自分に自信がない。白ノ魔女(まじょ)に対する差別(さべつ)のせいで―――あまりに容易(たやす)く行われる存在(そんざい)否定(ひてい)のせいで、白ノ魔女(まじょ)が何をしても無駄(むだ)なのではないかという(きょ)無感(むかん)(おそ)われる。気にしないようにと言われても、悪意(あくい)ある言葉や態度(たいど)容赦(ようしゃ)なく心を(えぐ)るのだ。何度も傷付(きずつ)けられれば無気力(むきりょく)にもなり、最初の一歩が()み出しにくくなる。



「―――言っただろう、シェラトリス。」


 アスカルトが(かた)(たた)いた。


「―――僕らがいる。大丈夫だよ。」



 その(となり)で、クレーメンスも笑う。

「シェラトリス様なら大丈夫ですよ!」


(そうね、私には(たよ)れる仲間がすでにいるのだから、きっと…。)


「―――ええ!」

 シェラトリスは弱気な自分を叱咤(しった)するように、ぺちぺちと(ほお)(たた)いた。






 後日、シェラトリスは学校に調査団体の設立を申請(しんせい)した。

 申請(しんせい)何事(なにごと)もなく通り、〈白ノ魔女研究会〉という名の調査団体が生まれ、リーダーのシェラトリスを(ふく)む五名のメンバーで活動が開始された。

 植物が生き生きして虫がわんさか出て来る時期になってきましたね。植物が苦手で虫はもっと苦手な自分としては、最悪の季節です。家に入られた時なんかもう…。共感してくださる人はいますか…。



〈追記 2023年5月22日〉


 「古の魔法書と白ノ魔女」の閲覧者数がのべ3000人を超えました。進捗が遅いにも関わらず読んでくださり、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ