表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
古の魔法書と白ノ魔女  作者: 紀ノ貴 ユウア
30/76

番外編1、複雑な立場④

「そういえば、クロノタトン(じょう)がいませんね。」

 お兄様が他人行儀(たにんぎょうぎ)にそう告げた。

「そういえば殿(でん)下方(かがた)は今回〈古書の儀式(ぎしき)〉を受ける者たちの名を知っていらしたな。」

「最初に儀式(ぎしき)を受けたのはクロノタトン様なのです。紙飛行機を追いかけて廊下(ろうか)に出てしまわれたし…もしかしたら、地下に行ってしまったのかもしれないですよ。」

 地下。それは〈禁書〉が保管されている…。

「地下にある“〈古書〉”はすぐには(わた)せんものばかりじゃ。」

「呼びもどしたほうがいいですね。」

「私が行きますね。」

「王女殿下(でんか)が行かれるのなら私が…。」

 スティルグさんが私を気遣(きづか)ってか、名乗りを挙げた。だけど…。

 私は首を振る。

「いえ、お気遣(きづか)いなく。あそこへ行けるのは限られた者のみなので。」

「無理をするな、クレランス。僕が―――」


「―――外に、だれかいますよ。」


 ロマ様がドアの向こうを指差した。

「アスカルト様の騎士じゃな。」

 アーリン様がロマ様の頭を()でた。

「どうした。」

「ロウランドです。ご報告が。」

 ドアが開いた。ロウランドの他、レイジオンお兄様の騎士が数名いた。

「すまない、クレランス。頼めるか?」

「はい。お兄様。」

 私はシェラトリス様を探しに地下へ。




 その後、私は地下でシェラトリス様を見つけた。


 普通、地下にはアーリン様たちと王族しか立ち入れないようになっているのだが、〈古書の儀式(ぎしき)〉によって紙飛行機が道案内してしまったようだ。

 さすがに中へは入れない…と思っていたら、シェラトリス様が魔力をめて飛ばしてしまったようで、(かべ)通過(つうか)してしまった。メイシー様は(きび)しいかただから、とても(あせ)った。


 ロマ様もメイシー様も、私と年齢としが近いように見えて、本当はお兄様たちよりも年上。

 ロマ様はにこやかだけど、メイシー様はクール。

 ロマ様は図書館中を歩いて来館者(らいかんしゃ)や職員とよくお話ししてるけど、メイシー様は地下に引き(こも)っているからほとんどだれとも会話をしない。もちろん、〈番人ばんにん〉としての役割がちがうから仕事場も違うのは当然だけど…それを抜いても、とても正反対な性格だと思う。


 “修繕(しゅうぜん)中”という理由(ウソ)が告げられ、儀式(ぎしき)は終了し、シェラトリス様たちはお帰りになった。

 「番外編1、複雑な立場③」にて、「魔法生物」と書くべき所を「魔物」と書いていました。すみません。この二つは別物であり、紛らわしいので、「魔物」を「獣魔」に変更しました。

 「魔法生物」と「獣魔(旧:魔物)」の違いについては後々、小説内で説明が入ります。お待ちください。

 名前を適当に付けすぎて度々変更していますこと、本当に申し訳ありません。気を付けます。


 第1章~ の文章を少し変更&加筆しました。また、「後書き」部分(この欄)にて、この物語の情報を付け加えている場合もあります。よろしければもう一度読み返してみてくださいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ