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⑼『観念の破綻と再生』

⑼『観念の破綻と再生』



思考を擦り減らして、生きて行くことを、観念的に捉えることで、小説は生まれる。小説の世界に置ける、執筆者の意識は自由ではあるが、登場人物が、自同律的に動き出す時、自己は、初めて自己の本質を知るのであって、其処に破綻の文字は見えない。



破綻の文字が見えだすのは、寧ろ、問題が提起され、世界が縮小され、世界の中心に自己が存在する時である。周囲は、自己の破綻と再生を見るが、それが確かなることならば、やはり、観念は破綻し、精神が再生を呼ぶだろうことは、確実である。



理路整然とした、枠組みの中で、観念は水中を泳ぐ様に、遊泳する。観念の在り処とは、こうした、先の見えない不安と共にあるし、また、観念が観念足る所以は、その不安にこそ直結するという訳である。観念の破綻と再生の一部は、こう言った側面からも、看取できるのである。

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