一人語り
おはようミシェル
おはようマイケル
マイケルって誰?
知ってるでしょ、アタシの兄、ミシェルって誰?
知ってるだろ、僕の妹
どっちも違うじゃない
そうとも、おはようレイチェル
そうね、おはようラッセル
飯はどうする?
トーストがいいわ、バターをたっぷり
僕はシリアルがいいな
シリアルでいいやの間違いでしょう?
そうかもしれない
アタシはコーンアレルギーよ
僕は違う
アナタもよ
いいや違うね
そうだってば
じゃあなんでうちにシリアルが有るんだ?
それはアマンダのよ
アマンダって?
ご存知アタシの姉
そうかい
そうよ
とうきびアレルギーは遺伝じゃないのか
そうね
まあいいや、米を食べよう
トーストは?
もうパン無いぜ
なんでよ!
君が昨夜食べたんじゃないか
あら、そう?
そうだよ
じゃあ、買いに行きましょう
今から?
今から
米でいいじゃん
炊けてないでしょ
パンを買いに行こう
アタシが言うのもなんだけど、米ぐらい炊いたら?
行こう
分かったわよ
おはよう二人とも
おはよう、ニック、今日は早いな
あら、おはよう
どっか行くの?
パン屋
今日はトーストよ
今日もでしょ
そのとおり
いいじゃない別に
いいけどさ
まあね
じゃあ行くわよ
はいはい
はいはい
はいは一回
はーい
はい
もう、行くわよ
あいよ
分かった
音楽プレイヤーは?
持った
俺はいいや
アタシのイヤホンも
僕のヘッドホンも
持ったよ
じゃあ行きましょう
ん
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「いらっしゃい、レイチェル?」
「ええボブ、一斤くださいな」
「おい、新作出てるぜ」
「それはな、ゴボウとしょうゆのパンだぜ、ラッセル?」
買うのか?ラッセル
和風かぶれだものね
あたぼうよ
「それも一つちょうだい」
「ミシェルもいたのか、了解」
いつからいたんだ?
パン屋に入ってすぐよ
まじか
うん、まじ
「食パン一斤、ごぼうパンとクリームパン、全部で丁度10ドルだ」
値下げしたのか
「ありがとうボブ」
「サンキューボブ」
「ありがと」
「おう、またな三人とも」
「俺もいるぜ」
「ニック、いたのか、またな」
まあ、気づかれなくても仕方ないわね
だな
ね
まあな
さあ、戻りましょう
待った、確か牛乳がもう無いぞ
うち牛乳嫌い
別にいいだろ
あら、アマンダが不機嫌になるわね
そうだぜ?
いこうか
そうだな
皆アマンダは怖いのね
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「おはよう、ええとカトリー?」
「いいえ、ミラ、私はレイチェルよ、それと」
「ラッセル」
「ミシェル」
「ニックでお送りしているぜ」
「あら、今日は大所帯ね、何がいるの?」
「ミルクを切らしちゃって」
「あら、アマンダがキレるわね」
「アマンダはシリアルを崇拝しているからな」
「そろそろ起きる頃じゃない?」
「あら、じゃあ急いで持っていきなさいな」
「「「「ありがとうミラ」」」」
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おかえり皆
おはようマイケル
ただいまマイケル
おはよう兄さん
もう疲れたわ
牛乳が切れているようだけど
買ってきたぜ
もう準備しようかしら
アマンダはカリカリ派か?
いやしんなり派じゃなかった?
そうだね、じゃあ準備しようか