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世界最強の殺し屋異世界で無双し英雄になる  作者: おにゃんこ様
一章 冒険者登録
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無双再びそして質問

士燕達4人は街道を走っていた。

そして4人の目にも見える所までたどり着き

「此処で待ってろ」

3人にそう指示をして士燕は走る速度を速めた。

「クソ!!馬車には近づけるな!!命を掛けてでも守れ!!」

騎士隊長が叫ぶがその周りには事切れた騎士が4人転がっており立っている騎士も5人しかおらず全員が怪我を負っていた。

「ヒャッハッハ!!頑張るねぇ騎士様!!だけどいつまで持つかな!!」

騎士を馬鹿にしたように盗賊の頭領が叫ぶ。盗賊は15人死んでいるがまだ生きているのは35人ほど居る。

「クソ!!このままじゃじり貧だ・・・。!!。ロペス後ろだ!!」

騎士隊長に名前を呼ばれたロペスは盗賊を1人切り後ろを向く。そこにはナイフを持ってその凶刃でロペスを襲おうとしていた。それだけではなく騎士隊長も周りに気を取られた隙に別の盗賊に腕に深い傷を負わされた。

(クソ・・・此処までか・・・)

騎士隊長がそう思ったとき

「あぺっ」

「あがっ」

「ぐぎゃ」

ロペスや他の騎士達を襲おうとしていた盗賊10人の頭にナイフが刺さり倒れた。騎士達も盗賊達も何が起きたか分からずその場に立ち尽くす

「助太刀するぜ」

全員が立ち尽くしている間に士燕が騎士隊長に近づき言葉を掛けた。

士燕が騎士達を助けたのは相手がいかにも盗賊風の見た目(実際盗賊だが)であり、騎士達の着ている鎧も王都の騎士が着ている物と違った事から大丈夫だろうと予測したからだ。

近づいてきた士燕に騎士隊長は警戒心を含みながら

「あ、あんたは?」

「気にすんな。ただの通りすがりの者だよ。あんたらは馬車を守ってろ。此奴らは俺が相手してやる」

騎士隊長は士燕を警戒しながらもこのままでは馬車を守れないと判断し

「1人で大丈夫なのか?」

「ああ」

「分かった。すまないが頼む!!」

そして部下に指示を出し馬車の守りに入った。

「おいクソ餓鬼・・・このナイフはテメェかコラ!!」

どうやら盗賊達も状況を飲み込みだせたようで騒ぎだした。

「テメェ等馬鹿か?」

「んだと!!」

「俺だと思うなら・・・」

一瞬で盗賊の頭領の後ろに回り両手を顎と頭に添えるように当て

「さっさと殺しに来いよ」

そのまま首を180度回し瞬殺した。

「「「「「「「は?」」」」」」」

それを見ていた盗賊達も騎士達もまた何が起きたか分からず唖然としまた立ち尽くす。士燕は懐からナイフと小刀を出し盗賊を殺すために動き出した。小刀で盗賊の首を切り心臓を穿つ。ナイフを投擲し盗賊の眉間に刺していく。盗賊達も反撃しようとしたり、逃げようとしたが全てが無意味に終わった。盗賊全てを殺した士燕はナイフを回収し馬車を守っている騎士達に近づくが

「と、止まれ!!馬車にそれ以上近づくな!!」

士燕に剣を向けそう叫ぶ。士燕はその場に立ち止まり置いてきた3人の方を向き3人を手招きする。3人は士燕の手招きを見て支援の方に向かって走り出す。騎士達は3人が士燕の仲間だと悟り緊張感を高める。

「助けてくれた事には感謝する。だが俺達はまだお前達を信用できない」

騎士隊長はそう言うが3人はその言葉に納得いかないらしく

「どうしてですか!?真上君は貴方達を助けたんですよ!?」

「そうだよ!!それなのにそんな対応納得いかないよ!!」

「いくら何でも非道いと思います!!」

3人がまくし立てる。騎士達は士燕の無双を見ていたので3人の言葉に怯み始める。

「落ち着け。此奴らにも守るもんが有るんだ。あんたらもそんな警戒しなくて良い。ただ、あんた達に聞きたいことがある」

「聞きたいこと?」

「ああ・・・」

この場所から1番近い町を聞こうとしたとき

「待って下さい」

馬車の中から1人の男女が降りてきた。

「お嬢様!!危険です!!馬車の中にお戻り下さい!!」

「失礼ですよ、騎士隊長。私達はこの方に助けていただいたのです。なら礼を尽くすのは当然のことです」

騎士隊長をなだめ士燕達の方を向き

「失礼しました。私はガラド・アルカード伯爵の娘エリーゼ・アルカードです。エリーとお呼び下さい。そしてこちらが」

「エリーゼお嬢様のお付きの者です。名はロイドと申します」

エリーは銀色の髪をポニーテールで纏めており見た目かなりの美少女だ。そしてロイドは茶髪の中肉中背でエリーより頭一つ分大きい美男子だ。だがロイドの見た目で1番目を引くのはその頭にある耳だろう。ロイドは犬の獣人でありその頭には犬の耳が付いて、さらにお尻には尻尾まで付いている。

「エリーにロイドだね。私は立花沙耶だよ。沙耶って呼んでね」

「私は森海琥珀です。私のことは琥珀と読んで下さい」

「吉野羽菜といいます。私も羽菜で良いですよ」

「真上士燕だ。士燕でいい」

「沙耶様に琥珀様、羽菜様と士燕様ですね。このたびは私達をお救いいただきありがとうございます。皆様が来ていただけなければ私達も騎士達もどうなっていたことか・・・」

「戦ったのは真上君で私達は何もしてないわ。それに様は要らない。呼び捨てで良いわよ」

「ふふ。分かりました、では琥珀と。それと士燕さん助けて頂きありがとうございます」

そう言って頭をロイドと一緒に下げる。それを見て騎士達も慌てて

「助けて頂き感謝する。それと先程はすまなかった」

と頭を下げた。士燕は

「頭を上げてくれ。俺が勝手にやったことだ。それより聞きたいことがあるんだが」

「そういえば先程もそんなことを仰っていましたね。私達に答えられることなら良いのですけど・・・それで聞きたいこととわ?」

士燕の言葉を聞き頭を上げたエリーは士燕に話を促す。士燕は近くの街の場所を聞いた(勿論、王都以外で)。その間騎士達は死んだ4人の騎士達を白い布で包んでいた。

「近くの街・・・ですか?」

「ああ。変な街でなければ何処でも良い」

「では私達の住む街に来ていただけませんか?」

「あんた達の?」

「はい。馬車で10日程の場所です。・・・実は士燕さん達に護衛をお願いしたいのです。先程の襲撃で騎士達の数も心許ないので・・・それに先程のお礼もしたいので。街に付くまでの資金は此方で全て出します。どうでしょうか・・・?」

護衛をして欲しい。そう言われ士燕は3人を見る。3人は士燕に任せると言わんばかりに頷きで返事をする。それを見て士燕は

「分かった。その護衛受けよう」

と、返事を返す。それを聞きエリーゼは礼を言い馬車に乗るように進める。そして4人が馬車に乗ろうとした時エリーゼが

「あの・・・私からも1つ聞いてもよろしいですか?」

「なぁに?私達に答えられることなら良いよ」

「間違っていたらすみません。貴方達はもしや国が呼んだ勇者様方では?」

何時も読んで頂きありがとうございます。感想を書いてくれた方ありがとうございます。これからも更新出来るよう頑張りますのでよろしくお願いします。

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