冒険者登録
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レベル:1→5
職業:暗殺者
力:5019
体力:10053
物防:9981
魔力:1000→1132
魔防:1000→1080
敏捷:13425
スキル:魔法(無)レベル1→2
宝物庫・神 鑑定・神 ステータス隠蔽・神
限界超越? 高速思考 並列思考 夜目
闘気法 殺気法 気配感知 気配遮断
先読み 瞬間記憶 直感 毒耐性 麻痺耐性
成長上昇率UP
短剣術レベル99 投擲レベル99
剣術レベル99→NEW│刀術レベル99 槍術レベル73
鎌術レベル43 弓術レベル30 体術レベル99
大剣術レベル86 棒術レベル56
称号:異世界人 異世界人の暗殺者 極めし者 神を知る者
真名を隠す者 裏に生きる者 殺人鬼 全てを失いし者
最強 最凶
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「「「「「・・・」」」」」」
士燕を除く全員が唖然とする。
「まぁ、こんなもんだ。何で固まってんだよ、俺以外にもこのぐらい居るだろ」
「「「いやいやいや!!居ないからな!!」」」
アル・ジェイク・ガラドが否定し
「すっご~い!私達と全然違うよ!」
「本当ね!さすが私達の旦那様!」
沙耶と琥珀は士燕の腕に抱きつき
「・・・」
羽菜は未だに固まっていた。
「何だこのステータスは!?士燕、お前本当は勇者じゃないのか!?」
「しかも神のスキルまで持っているだと!!坊主お前何者なんだ!?」
ジェイクとアルがまくし立てるように士燕に問いかける。それを
「アル殿もジェイクも落ち着いて。士燕君、いくつか聞きたいことがあるのだが良いだろうか?」
ガラドがたしなめる。士燕はガラドの言葉に「答えられることなら」と答えガラドが質問し始めた。
「まず、何故神のスキルを持っているのだね?」
「ネルに会って直接貰ったんだよ」
士燕は淡々と答えるが
「「「ネル様に会ったのか!?」」」
アル・ジェイク・ガラドが驚く。あまりの剣幕に士燕は若干引き気味に「あ、ああ」とだけ答える。
「でも何時会ったのですか?この世界に来てから士燕君と一緒に行動してましたけど、私達は会ってませんよ」
「俺達がこの世界に来たときのこと覚えてるか?俺が気を失ってたその時だ」
羽菜の質問に士燕が答えるが羽菜は首をかしげながら
「?。どうゆうことですか?」
全く理解できてなかった。
「あー、あの時俺は意識だけをネルの居る世界に呼ばれたらしくてそん時に貰ったんだよ。詳しくは俺もよく分からん」
士燕自信よく分かっていないので説明が難しく曖昧に答える。士燕の答えに全員が首を捻りながら「うーん」と唸る。しばらく沈黙が続き
「士燕もよく分かってないみたいだし、俺等がいくら考えても無駄だな。士燕、次の質問だ。その圧倒的なステータスの数字は何だ?それもネル様に貰ったのか?」
ジェイクは考えるのを止め次の質問に移った。
「?。普通に鍛えれば俺と同じくらいの強さを持つ奴なら居るだろ?」
「「「いねぇよ!!」」」
「けど、俺達の世界には普通に居るぞ」
3人は沙耶達を見る。その目は「マジで!?」と語っていた。沙耶達は全力で首を横に振る。その目は「知らない。見たことも無い」と語っていた。
「何回か戦闘したが全然違和感を感じなかったから魔力関係以外は元の世界のままなんじゃねぇか」
士燕はあっけらかんと答える。が、ガラド達3人は(え?コイツらの世界って魔界か地獄か?)と内心思っていた。
そんな3人を無視し
「そういえば私達が助けてもらった時も、拳銃持った人達相手に無双してたよね」
「それどころか銃弾を持ってたナイフで弾いてたわよ」
「え?え?拳銃?銃弾?本当ですか!?」
「銃なんておもちゃみたいなもんだろ。真っ直ぐにしか飛ばねぇし」
「「「おもちゃじゃないよ!!凶器だよ!!」」」
3人が一斉にツッコミを入れるが、士燕とってはおもちゃみたいなもんなので何が悪いのか分からず首をかしげる。
沙耶と琥珀は初めて見る士燕の首をかしげる姿に
「「尊い・・・」」
ノックアウトされた。
そんな2人に顔を引きつらせるが羽菜も内心(はう!士燕君可愛い)と思っていたりする。
「あのな、士燕。お前のステータスは異常だからな。俺のステータスを見せてやる」
そしてジェイクが水晶に手をかざす。
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レベル:100
職業:拳闘士
力:7056
体力:6159
物防:6842
魔力:2594
魔防:3680
敏捷:4284
スキル:魔法(土)レベル47 気配感知 爆・縮地 剛腕
先読み 直感 金剛 統率
限界超越:レベル1.3 大剣術:レベル49
体術:レベル38
称号:人族最強 グラントギルドマスター 天才 力馬鹿
人気者
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「人族最強って言われた俺がこれだぞ。お前の異常さが分かるだろ」
ジェイクが卑屈に言うが
「凄いな。力なんか俺より遙かに高いぞ」
「それだけ!?それだけなのか!?」
士燕の反応に大声を上げる。
「それだけって言われても・・・なぁ」
この言葉に対しジェイクは項垂れ
「もう良い・・・。何か疲れた・・・」
そう言ったジェイクは哀愁漂わせていた。そんなジェイクを士燕を除く全員が可哀想な目で見ていた。
「士燕君、とりあえず君のステータスは異常だって事だけ理解しといてくれ・・・。後もう1つ気になることがあるんだが、限界超越の所が?になっているのはどうしてなんだ?」
疲れ果てたジェイクに代わりガラドが引き継ぎ士燕に質問を再開する。
「知らん。そもそも限界超越って何だ?」
ジェイクは疲れ果てている、ガラドは戦闘類いの事は詳しくないのでアルが答えた。
「限界超越ってのは、限界を超えてステータスを上げるスキルだ。
ジェイク様のステータスに1.3とあっただろう。あれはステータス全てを1.3倍に引き上げるんだ。
勿論制限もある。このスキルは魔力を使って発動する。だから魔力が枯渇すればスキルは切れるし、使った後はもの凄い倦怠感に悩まされる。
言わば、最後の切り札のスキルだ。」
アルの説明に士燕は1人納得し
「あー、なるほど。そうゆうことか」
「どうゆうことだ?」
「俺達の世界では人は常に脳が制御して70%の力しか出せないと言われている。100%の力を出すと体が壊れるからだ。
だが俺は制御のリミッターを外して100%の力を出す事が出来るんだよ。
それが限界超越に似てるからそう表示されたんだろ」
士燕の推測に全員が納得する。
「士燕君、真名を隠す者ってどうゆうこと?」
「ノーコメント」
沙耶の質問にそう答える。
「え~何で~?」
「色々あるんだよ」
「ぶ~」
「悪いな」
そう言って頭を撫でる。それだけで膨れていた頬を緩め笑顔になる。それを見ていた琥珀がうらやましそうに見ているのでついでになでる。
「で、まだ質問は有るのか?」
士燕の言葉にアルとガラドは首を横に振るがジェイクが
「お前達のことは分かった。だからこそこれだけは聞きたい。
お前達はこれから先どうするつもりなんだ?」
「・・・その事なんだが俺も聞きたいことがある。
さっきネルと会ったと言ったが、その時ネルに直接会いに来てほしいと言われたんだ。だが俺はネルの居場所を知らない。
あんた達はどこに居るか知らないか?」
士燕の質問にガラド達は頭を悩ませる。
「ネル様の居場所か・・・。分からないな。
そもそも神は神界に居ると言われていて、それぞれの神の使いの前以外には姿を見せないんだ。そしてネル様の神の使いは前王女様なのだよ。
前王女様が亡くならし今、会う方法は分からない」
ガラドが申し訳なさそうに言う。
士燕は分かれば良いな程度の質問なのでそう悲観してはいないがどうするか悩んでいると
「坊主、それなら獣人国に行ってみたらどうだか?獣人国の神[クウ]様なら何かしらの事は知っているかもしれん。
魔人国でもいいがこの街からなら獣人国の方が近いしな。
それにこの街から獣人国に行く途中に、イセネとゆうダンジョン都市があるからそこでレベル上げでもしてったらどうだ?坊主は大丈夫だと思うが嬢ちゃん達はそのステータスじゃこの先キツいだろう」
アルの提案に士燕は悪くないと思い、沙耶達を見る。
「私達は問題ないよ」
「前にも言ったけど何処までも着いていくわ」
「リーダーは士燕君なので判断は任せます」
3人から賛同を得られたので今後の方針が決まった。
「よし!!それじゃあこれがお前達のギルドカードだ。
ギルドカードの説明は受付嬢から聞いたはずだ。無くさないようにしろよ。再発行には金がかかるからな」
そしてアルは懐から4枚のカードを取り出し1枚づつ士燕達に渡す。だが、アルから渡されたギルドカードには何も書いてなかった。
このギルドカードは特別製で作られており、何も書かれていないギルドカードに魔力を流すとその者の情報が表示される仕組みになっている。
そして士燕達が魔力を流すと士燕のカードに
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NAME:シエン
SPECIES:人族
RANK:F
PARTY:ーーー
PARTYMEMBER:ーーー
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と、表示されていた。それぞれのカードを確認し、全員が無事に表示されていることに士燕達はホッと息を吐いた。
「さて、これで士燕君の出した条件は全て叶えたことになるのかな?」
「ああ、助かったよ」
「気にしないでくれ。君達はエリーの命の恩人なのだから」
「それでも礼は言わせてくれ」
士燕達は条件を全て叶えたことに感謝し頭を下げる。
そして此処でやるべき事を終えたのでガラドと士燕達は部屋を出るために立ち上がろうとした。だがそこでジェイクから待ったがかかる。
「士燕、明日渡す物が有るから午後にギルドに来てくれ。
後、4人で行動するならパーティー名も考えとけよ」
「分かった。アル、悪いがイセネへの道案内を頼める奴を紹介して欲しい」
「了解だ。ちょうど良い奴が居るから俺から話しとく」
士燕の頼み事に黒い笑みを浮かべ了承する。
そして今度こそ此処でやるべき事を終えたので部屋を出て行くのであった。
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士燕達が部屋を出て1時間ほどたった後、部屋の中にはアルともう1人が向かい合わせに座っていた。
「・・・と言うわけだ。
お膳立てとしては充分だろう?後はお前次第だ」
アルが目の前の人物に士燕達の目的先を説明するとその人物は、道案内を即引き受け笑うのだった・・・




