始まりの光はひび割れから(いや、軽トラ?)
初執筆&初投稿です。
暖かぁーーーーく、暖かぁーーーーーく!
見守ってくださると嬉しいです。
眠い…めんどくさい…
不登校ではないけれど、毎日朝早く起きて高校に行くのはめんどくさいものはめんどくさい。
誰だってめんどくさい。
…よね?
今日も今日とてギリギリまでベッドでうだうだし、出る直前になってそれを後悔しつつダッシュで家を出て…
横から軽トラが迫りくるところで世界が暗転した。
暗い…苦しい…
私、死んだの?
光が全く入らない狭い世界。
誰か出して…!!
親は…悲しんだかな…。
しかし、軽トラって。
絶対スピード出てなかったのにあれで死んだのか…。
高校憂鬱だったけどもう行けないとなると寂しいな…。
しかし、軽トラって…。
暗いし苦しいし悲しいし情けないし、心がぐちゃぐちゃで…
って、いや、苦しいー!!
そんなセンチメンタルな気分になってる場合じゃない!
死ぬわ!!
いや、でも死んでんのか!?
とにかく少し手や足を伸ばしてみる。
するとすぐに何か壁のようなものが足に触れる。
…なんか手が思ったより伸びないな。
まぁとりあえずいいや。
私は目一杯壁に蹴りを入れる。
ガン!ガン!ガン!ガショッ!!
おっし!ひびが入ったー!
そこから淡い光が入るのが見える。
そのまま蹴りを入れ続け…て、疲れたな…。
少し大きめのひびが入ったことで苦しさも紛れたので小休止をとる。
(%&◎☆#※○♭!)
…え、外国人??
外から女の人の声がする。
でも何言ってんのか全然分かんない!!
え、私死なずに海外に売られた?
あの軽トラ、実は人身売買の車だった??
軽トラはカモフラージュか!!
あんな田舎町に人身売買の密売人がいるなんて…!!
そんなとっちらかった思考のまま、丸くなって光の方を震えながら凝視していると…
バキッパキンッ
誰かがひびを大きくして…あぁ!あんな大穴に…!!
ビクビクしながら穴から出来るだけ離れていると(と言ってもとても狭いところに入れられているらしく、ほとんど離れられない。)、外が静かになった。
…諦めた?諦めて行ってくれた?
(…@※§□℃£₩∂?)
まだ居たー!!
もうやだ、もうやだー!!
ぐりんっ
!?
今度は世界が回る。
どうやら入れられた入れ物を動かされたらしい。
何が何だか分からないままひび(今や大穴)を凝視していると…そこからとてつもなく大きな水色の瞳が私を捉えた。
あ、これマジで死んだわ。
読んで下さってありがとうございます!
不定期になるかと思いますが更新頑張ります。