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異世界召喚失敗?

初めて投稿させて頂いた小説です。内容がめちゃくちゃでまだまだ未熟ですが良かったら読んでいってください。感想や誤字、脱字等があれば教えてもらえると助かります。



 異世界。そこは神秘的な場所で誰もが憧れる世界そんな世界に俺は嫌われていた。


 異世界に勇者として召喚された俺は最弱勇者に成り下がっていた。

 俺は召喚されたこの時から最弱なスペックゆえにお金が無く。

 そして今日も一日お金を稼ぐためにこの世界で最も最弱なモンスター、

 スライムを討伐しに町の近くの森に出かけていた。

「えいっ!とぉやぁ!」

 攻撃は当たるが全く効いた様子がない。

「二ュルルルル」

 足を捕まれ、ふり回される俺。

「うわあああああああー!!!」

 スライムは遊び飽きたのか俺を投げ飛ばした。

 そして、剣を取られ戦う手段が無くなった俺は最後の手段にでる。

「くらえ!必殺!アルティメット土下座あああああ!!!!!」

「・・・」

「ごめんなさい!お願いします!どうかその剣をがいじでぐだざい!」

 泣きながらスライムに謝罪をする俺。

 スライムは俺に呆れたのか剣を手放し鼻で笑った後、その場を後にした。

「剣を取られるとか冗談じゃないぞ」

 こうして俺はスライム一体と三時間戦闘をした後、

 森で収納アイテムを収集し、宿に戻った。


「ハハハハハッ!お腹痛い!お腹痛いから止めて!」

 今日のクエストが終わった後報酬をもらうため、

 受付嬢達に今日の成果報告した俺は馬鹿にされまくっていた。

「スライムに振り回された後に剣を取られ戦う手段が無くなった後にスライムに土下座って」

 再度受付嬢達の間で爆笑の嵐。

「この場から今すぐ立ち去りたい」

 羞恥が大爆発を起こして何も反論できなかった。

 受付嬢から今日の報酬を受け取り、自分の宿に向かっていた俺はスライムに対して疑念を抱いていた。


 スライムは動きは凄く遅く体力も大してない。反撃もしてこなければ逃げようともしない。

 俺の所持しているこの鉄の剣なら三回命中させれば簡単に倒すことができる。

「簡単に倒せるはずなのにどうして・・・」


 結局スライムを討伐できなかった俺は日が暮れる前に宿に戻っていた。

 異世界に勇者として召喚された俺は勇者という肩書で寝泊まりには困っていなかった。

「はぁ~今日もあのパンとシチューかぁ・・・」

 宿で出される飯はパンとシチューのみ。パンはパサパサでシチューは超薄味。

 そんな飯を何度も食べていた俺は飽き飽きしていた。

「もっと美味しいもの食べたいな~」

「早く新しい装備買いたいし」

「スキルも習得したい」


 宿のリビングで愚痴を呟いてた俺は他の勇者に目をつけられていた。

 この世界には俺以外にも勇者が多数存在している。

 この世界に召喚された初日にこのことを告げられた。

 他の勇者は自分より裕福で金と装備をきっちり兼ね備えている奴がわんさかいて、

 おまけに俺と一緒に召喚された勇者でもうギルドを立ち上げている奴もいたりする。

「ひょっとしたら俺この世界に嫌われているのか?」

「ひょっとしなくてもお前はこの世界に嫌われてるさ」

「お前まだその装備なのか?」

「初期装備でよくやってられんな」

 今、俺のことを小馬鹿にして来たのはマルクとアビス。

 こうやって俺が飯を食おうとする際によく突っかかってくるめんどくさい奴らだ。

 一発殴ってやりたいところだがここで騒ぎを起こすのはさすがに気が引ける。

 決してこいつらには勝てないとかそうゆうことじゃないからな。

「なんだよお前らなんでいつも・・・」

 突っかかってくるんだよ!と続けようとした時、マルクが鋭い目つきで睨んできた。

「あぁ?なんだって?」

「・・・なんでもない」

 マルクの気を害する前に俺は大人しく引き下がるしかなかった。

「なぁ?今日支給されたお金どれくらい残ってるんだ?」

 そうアビスが聞いて来たので言わないわけには行かなかった。

「五十ゼニくらい」

 この世界では勇者として召喚されたものはレベルが三十に到達するまでお金が支給されていた。

 マルクとアビスはレベルは三十はとっくに超えてるため支給品が支給されていない。

「俺らさ今日のクエスト失敗しちゃったんだよね。だからさ、お金貸してくんない?」

 また、こいつらお金を強請って来たか・・・

 こいつらに逆らうと酷い目にあうため仕方なくお金を貸すしかなかった。


 食事を終えた俺は自分の部屋で装備の手入れをしていた。

「明日こそはスライムを討伐してやる」

 そう意気込んだ後、俺はベットで深い眠りについた。


 朝になり目を開けて最初に映るのは、木造の天井。

 まだ、定まらない思考のまま自分の剣をそっとなでる

 いつになったらスライムを討伐できるんだろう。

 自分の脆弱さの再認識が意識を覚醒させる。

「外が騒がしいな」

 なにやらそとで騒ぎが起きているようだ。

 窓をそっと覗くとそこには信じられない光景が広がっていた。

「なんじゃこりゃ」

 愕然としていた俺は急いで支度をすませ外に出た。





最後まで読んでいただきありがとうございました。


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