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私の帰る家  作者: Una
2/2

帰り道

ベランダに座り込んでいた私の体は男の人の手をかり起き上がる


何でだろう

とても足が軽い

いつもなら怖くて出来ないはずなのに

この人がいれば不安も少しあるけど大丈夫な気がする


少し歩くと

男は手を離ししゃがみおんぶの格好をした

「悪い靴無いよな」

と言い

「大丈夫だよ」

と私も答えた

「いいから!」

私はしぶしぶおんぶされた


こんな冬で寒いのに、男の背中は温かい

父にもおんぶされたことない私はなんだか嬉しかった

大きな背中の中で安心したのか眠ってしまった

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