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私の帰る家  作者: Una
1/2

誘拐犯

「君誘拐しに来たんだ。一緒に来ない?」

そう言うと男は私の目と会う高さまでしゃがんだ

「どうだ?君にとっていい条件じゃないかな?」

「いい条件…?」

私は震えながら男に言った

「あぁそうだ、こんなに寒い夜にベランダに出されているし、母親は帰ってきていないようだし、それに君は毎日何時間も出されている」

「でも、ママが…」

男はクスッと笑い

「何言ってるのかな?君は気づいてるよね?」

「え…」

「母親には愛情さえないってましてや父親なんてどこにいるのかもわからない」

「そんなこと!」

「気づいているから今膝に毛布がかかってるんじゃないかな、こんなに寒い中何時間外にいるもんね、」

私の頬に零れた暖かい涙

男は手を差し伸べ

「行こうか」

私は男の手に触れた


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