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異世界転生~絶世の魔術師~  作者: キュウビ(仮)
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~新たな旅の始まる前…?2~

「……ただいま。」


更に迎えてくれたシア、リネス、カティアにもちゃんと『ただいま』と一言を伝える。


「リリアちゃんとミミルちゃん、ハヤトさんが何処か行かれてからずっと悲しそうにされてたんですよ。


ハヤトさんは絶対に帰ってきますよ。って慰めても中々機嫌良くならなくて大変だったんですから。


……その代わりにまた違った可愛いリリアちゃんとミミルちゃんが見られましたけど……」


「確かに…普段から可愛いんだけど、あの時のリリアちゃんとミミルちゃんはそれに拍車をかけて可愛かったね♪」


それに相づちを打つようにリネスが言う。


「そんなにか……?」


視線をいまだに自分に抱きついているリリアとミミルに向けたあと、再度シアたちの方へと戻す。


「そんなにですよ♪


ハヤトさんが何処か行かれてからすぐに泣かれてしまって……リリアちゃんとミミルちゃんを慰めていたら急に抱きつかれて、『ご主人様がどっか行っちゃった……リリアが悪い子だから見捨てられちゃったんだ…うぅっ…』って力一杯抱きつかれてました♪」


「シアお姉ちゃん!そ、それは言わないでっていったのにぃ~!!///」


ハヤトがまた自分達のところに帰ってきてくれたことに喜びを感じて回りの声を意識して無かったが、リリアの名前が聞こえたとき、それがハヤトには話さないように約束していたはずの内容であることに気づいたが、時すでに遅く。


「そういえばそんな約束もしてような気がしますね…♪」


リリアの指摘にシアはとぼけるように笑顔で首をかしげて。


ハヤトはそんなシアもリリア達に負けず劣らず可愛いと思ってしまった。


「うぅ~!///シアお姉ちゃんのいじわるぅ~!!///」


子供らしく頬を膨らませては、すぐにハヤトの胸に顔を埋めて。


よく見れば耳が真っ赤に染まっていた。


(マジ可愛い過ぎて癒されるなこれ……)


優しくリリアの頭を撫でてあげて。


そして、リリアがいじられたと言うことはミミルも同様にいじられる未来があるわけで……。


「リリアちゃんもだけど、ミミルちゃんも可愛かったよね~♪」


続いてミミルの可愛い話へと変わって。


「へっ?わ、私もですか…?」


ハヤトに抱きついて頬をスリスリさせていたミミルが頭を上げてリネスの方を見る。


「そりゃ、ミミルちゃんも可愛いかったから当然だよね♪」


「か、かわいくなんてないですよぅ…///」


顔を赤くさせては恥ずかしさに両手で顔を覆って。


「もうその反応の時点で可愛いんだけどなぁ~♪


ハヤトくんもそう思うよね?」


リネスがハヤトに話を振って。


「あぁ、俺も可愛いと思うぞ?」


それに対し答えては、微笑み。


「ほ、本当にそう思ってるんですか…?///」


そんな言葉にミミルは指と指の隙間からハヤトを覗き見て。


「本当に思ってるからこんなこともするんだからな?」


そう言ってミミルとリリアの頭を撫でた。


……リリアを撫でたのは反射的にだが。


「あぅ……///ど、どのくらいミミルのこと可愛いと思ってるですか…?////」


更に顔を真っ赤にさせて質問をしてくるミミルにハヤトは『恥ずかしいなら聞かなければいいのにな?』と思ってしまうが、それを言うのはなんか違う気がして言うのをやめ、真面目に答えることにする。


「う~ん、どのくらいかぁ……」


(なんと言うか……答えにくい質問だな……)


「わくわく……♪」


ミミルはずっとハヤトの方を見て返答をわくわくして待っている。


(かといって答えないって選択肢はないな……。)


「そうだな…もう二度と手放したくなくて……これからもずっと俺と一緒にいてほしいと思うくらいにだな。


もちろん、ミミルだけじゃないぞ?シアにリネス、カティアやリリアのことも同じくらい可愛いと思ってるし、大好きだよ。」


なにも包み隠すことなどせずに、ハヤトのありのままの気持ちを皆に伝える。


「なんでしょう…改めて口で伝えられると照れちゃいますね…えへへ…///」


シアは恥ずかしさで桜色に頬を染めているものの、顔は嬉しげににやけている。


「そ、そうだね…あの時はどちらかと言えば、私たちの方から伝えた方だからね…///」


シアの言葉に相づちを打つようにリネスが前に自分達がハヤトに告白したときの事を思い出して。


「私も旦那様のこと大好きなのですっ♪」


カティアは、言葉よりも先に行動と言った感じで、思いを伝えきる前にハヤトな抱きついているリリアとミミルの間に割ってはいるように抱きつく。


「ご主人様……絶対に離れませんから……ずっとずっとご主人様のそばにいさせてください…っ……」


肝心のミミルは期待していた言葉を聞けたことに、涙を流して喜び、ぎゅぅっと涙を隠すようにうつむく。


「ミミルの好きなだけそばにいればいい……と言うより俺が離さないけどな。」


ぽんっとミミルの頭に優しく手をおいて。


「よかったねリリアちゃん♪」


その横の方ではミミルにつられて瞳の端に涙溜めつつも笑顔を浮かべるリリア。


「そう言えばハヤトくん、なにか用があって帰ってきたんじゃないの?


……例えば何かクエストに関することとか。」


数分ほどミミル達と戯れていると、そろそろいいかなと横からリネスがハヤトに問いかける。


「そうだった……つうか何で分かったんだ?」


何故か自分が何をしに此処へ帰ってきたのかを知っているように言うリネスに問い返す形となり。


「好きな人のことだからなんでもわかるに決まってるじゃん!♪って言いたいんだけど、少し前にねギルド長の方から連絡もらってたんだ。


だから、今回ハヤトくんがどれだけの活動をしたのかも、これからどうするつもりなのかも知ってるよ。」


「なんだ、そうだったのか。


なら、詳しく話す必要もなさそうだな。

それで、今からでも出発しようと思ってるんだが準備の方は……出来ているみたいだな。」


よく見れば部屋のなかにはいくつかまとめられている荷物が見てとれた。


その後は、荷物を持ったシア、リネス、ミミル、リリア、カティアの五人とシルヴィと萌衣さんが待たせてしまっているもんへと向かう。


(これから別の街に行くんだよな……そこまでの道中の道が舗装されていて、警備の人たちもいるらしいが……絶対に安全と言える訳じゃない……俺が守ってやらないとな……数名は俺が守る前に自分で何とかしてしまいそうな奴もいるが…まぁ…気持ちの問題だな。


……待ってろよ綴……。)


その道中でハヤトは心の中で改めて決心すると共に、恐らくこちらの世界にいるかもしれない初恋の人の事を考えていた。

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