~新たな旅の始まり2~
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「必要なものはこんなものか……」
宿屋に戻ったハヤトとシルヴィは、旅に行くための荷物をまとめていた。
……荷物をまとめていたのは主にハヤトだけだったが。
「ご主人様?荷物はこれだけでよろしいのですか?」
シルヴィがそういってくるのも仕方のないことだった。
ハヤトが準備し終わったあとの荷物はどう考えても数百キロと遠いところにある場所に行くまでに必要な物が入ってるとは思えない小さなバック一つ分だった。
「ん?持っていくのはこれだけじゃないからな?」
「ですが、他に荷物が見当たりませんが……?」
辺りをキョロキョロと見渡しても荷物らしきものはあらず。
「そりゃそうだろ。
他に必要になってきそうな物は全部この中に入ってるからな。
そのバックに入ってるのはすぐに必要になりそうな物だけだから少なくて当然だ。」
ポンポンと自分の腰に付けてあるポーチを叩いて見せて。
「え?ですが、そちらのポーチはもっと小さいみたいですが……」
ハヤトが言うポーチはどう見てもそんな多くの物が入るとは思えず、大きさもバックより一回り小さいサイズだった。
「これな、普通のポーチじゃなくてな。
使用者の魔力量に応じて容量が変わる便利な道具で、さっきたまたまよった店にあったからつい買ってしまったんだ。」
「それはなかなか便利な道具ですね……けれど、いくら魔力量に応じて容量が変わると言っても限度はありますよね……?」
「そりゃあるだろうよ?」
何当たり前のこと言ってるだ?と言わんばかりにシルヴィを見る。
「……あの、差し支えなければご主人様のステータスを見せていただけませんか……?」
「それは別に構わないんだが……その前に誰にも絶対話さないって約束はしてもらうからな?」
「はい!絶対守らせていただきます!」
「ならいいか……ステータス。」
二人の間に見慣れた光景が起きる。
名前・神咲ハヤト
年齢・19
種族・人種
ーレベル129ー
HP・3405550/3405550
MP・3962300/3962300
STR・486230
VIT・430570
INT・856055
MND・796380
AGI・586430
LUK・205690
【固有】
・全属性魔術(この世界で使われる、火、水、風、土、聖、闇、全ての属性魔術が使うことができるようになる。)
・無属性魔術(属性に位置されない魔術を使うことができる。雷、結界など……)
・付与士(全てのステータス、属性において上昇効果を付与することができ、10段階に分類される。)
・精霊魔法(精霊を通して強力な魔法を使うことができる。)
・錬金術(世の断りを極めし者は有象無象、森羅万象、全てのものを造り出す。)
・幻術(攻撃、現象等様々な方法で相手の目を欺くことができる。)
・神剣(剣術における全ての技を使うことができる。ただし、自分のステータスに見合わない強力な技を使うほど反動が大きくなって返ってくる。)
・起死回生(どんなに危機的状況であっても諦めないその心はどんな状況をも打破し、自らが望む道を切り開く。
そして、自らが望む命なき者を一部を除いて生き返らせる。
ただし、それ相応の代償と心から大切だと思える者のみ生き返らせることが可能である。
※処理能力強化・死者蘇生・対価の犠牲)
・限界突破(彼の者に限界は存在しない。
限界を越えたその先へと進みし者はどんな困難をも打ち砕き進む。
※上限突破・ステータス大幅強化。)
・生命分離(自らの寿命を半分削ることにより、死者蘇生の代償、人造人間等の魂錬成などに用いることが出来る。
※種族によっては寿命を削らずに使用が可能。)
・模倣(ある一定の者に与えられる固有スキル。
※獲得条件は不明。
※一度見たものを模倣することが出来る。
ただし、同じ効果を得ることは不可能、模倣したスキルの劣化版の効果を使用可能。)
・魔力佩帯(魔力を身体に纏うことによりステータスが上昇する。
※上昇値は纏う魔力の室と量によって変化する。)
【戦術】
・剣術LV10(剣技における空気抵抗をなくし、剣速が上がる。
※上限Lv10…?)
・槍術LV3(突きの速度と貫通力を増強させる。
※上限Lv10)
・拳術LV6(拳による攻撃時の自らへの衝撃を軽減し、その分威力を増加させる。
※上限Lv10)
・魔術LV10(MPの消費量を軽減し、魔術効果を強化する。
※上限Lv10…?)
・体術LV8(肉体の体力、硬度を強化する。レベルが上がる事にダメージを軽減する。
※上限Lv10…?)
・策敵LV??(限界を越えたそれは、彼の者に凄まじい処理能力、情報収集能力を与える。
ターゲットにされればまず逃げ切れることはないであろう……。
※上限Lv??)
【恩惠】
・状態異常無効(対象における全ての悪影響を与える状態異常を無効化する。)
・全属性耐性(全ての属性に対する耐性を大幅に強化する。)
・転生神の加護(転生神イヴニアの加護。これを得るにはかなりの信頼が必要である。
※全ステータス大幅強化。)
・魔素吸収(半径30キロ以内の生み出される魔素を吸収し、自らの糧とする。
※自動経験値増加。)
・竜神の加護(竜神に関係する者、もしくは慕われている者が得ることの出来る加護。
※ステータス大幅上昇。)
・コブリンキラー(一定数コブリンを倒したことにより得ることが出来る。
※ステータス極少上昇・コブリンに対するダメージ増加。)
・聖竜の主(聖竜を従える者に与えられる加護の一種。
※主、従者共にステータス上昇効果。)
「へぇ、【恩恵】ところがまた増えてるな。
……ん?種族が人種に戻ってるな……。」
(今まで種族表記が可笑しかったのは何故なのかは分からないが、戻ったなら気にしなくてもいいよな?)
「……。」
横ではハヤトのステータスを見て固まっているものが一人。
「どうしたシルヴィ?何か固まってるみたいだが……?」
それに気づいたハヤトが、おーいと目の前で手を振ってみる。
「あっ…す、すみません……ま、まさかこれ程まで凄いとは思ってませんでしたので……お恥ずかしいばかりです……///」
「あんま気にすんな?
つか、シルヴィから見てもやっぱ高いんだな。」
「……最低でも伝説主の中でも下位の純種に値するかと思われます。」
「と言われてもな…そこまで知識がある訳じゃないから、他の種族のステータスなんてさっぱりだ。」
「お教えしたいのは山々なんですが…私もそこまで詳しいと言うわけでもないですから……。
教えられることとしましては、様々な種族が存在する中で『上位種』『中位種』『下位種』の順番で強さが変わっていき、更にそれぞれに『純種』『亜種』『混合種』と言ったものが存在します。」
「種族の血の濃さがそのまま強さに直結するって訳か。」
「そうなりますね。
ですが、ステータスはあくまで目に見えるものと言った感じですので、【固有】や【恩恵】等で上位種と対抗できるようになることはあります。」
「ステータスが全てって訳じゃないんだなぁ。」
「そうなりますね。
あ、ご主人様?そろそろ萌衣様との集合時間なのではないですか?」
シルヴィが思い出したかのように忘れついたことを教えてくれる。
「あ、確かにもうその時間だな……よし、じゃあ向かうか。」
「はい♪」
立ち上がって荷物を持った二人は萌衣と待ち合わせしている門へと向かった。




