~裏話6~
「えっと……本当に下着つけてないの??」
もしかしたら自分の聞き間違いかもしれない…と、ありもしないことを願い思う。
「はい。本当につけていませんよ??」
見てみますか?と自分が来ているワンピースの裾を持ちめくろうとする。
「い、いや!別にわざわざ見せなくてもいいからねっ!?
てか、驚いたよ……まさか下着をつけてないだなんて……」
「そんなに驚くことですか??」
下着をつけることが当然ではないシアにとって、リネスが言うこと、驚いていることに疑問しか浮かばない。
「う~ん……他の種族のそうゆう事情のことまではわからないけど、私たちの所では下着をつけるのは当たり前のことなんだよね。」
「そうだったんですか……私達の里では着けてないのが普通でしたから……。」
「そ、それとだけどね、下着をつけてないと……」
シアに近づいて耳元であることを小さな声で教える。
これからのシアのためになることでもあるが、どんな反応をするのかが気になる好奇心の2つから行われた行動である。
「…………////」
そしてそれを律儀に最後まで聞いているシアは、話を聞き続けるほど顔がゆでたこのように真っ赤になっていた。
「……ってことなんだけど…ありゃ??」
一通り話終え、耳元から顔を遠ざける。
それから目線をシアの顔に向けると、顔を真っ赤に、口が半開きになっており、その口からは「あわわわわ////」と壊れた機械のように声が漏れている。
(う、う~ん……ちょっといじめすぎたかなぁ……?
けどどんな反応するのかが気になりすぎて我慢できなかったし……それに今のうちに教えておかないとなんか大事になりそうな気がしたし……
べ、別に私はなにも悪くない…よね…?)
リネスが一人で自問自答するなか、シアはというと。
(ふああぁあぁ~!!?///
ま、まさかこっちでは下着つけてないのがおかしいだなんて知らなかったですよ~!?
し、しかもそれだけじゃなくて……つ、着けてないことで……い、淫乱だなんて!!////
そ、それに他にも……あぁ!!こ、この町に来るまでの時確かドゥービーに乗ってた時思いっきり胸当たってたような気がします!!///
ど、どうしようっ!?も、もしかしてもう…い、淫乱だと思われてたりしてたら……し、しねますぅ~!!////)
自分が普通だと思っていたことが、実際は違って、さらには別の捉えられ方までされてしまうことを今リネスから聞くまでは全く知らなかったシアは、ハヤトと出会ってから此所に倉るまでの道程を思い返す。
その中で、途中戦闘の時やハヤトが錬金術術によって生み出した魔物・ドゥービーに乗ったときにガッツリと背中に胸を押し当てていたことを思い出してしまう。
(そ、そう言えばあの時は、普段ならサラシを巻いてますけど……蒸れてたからって、巻いてたのをはずしてたような気が……ふあぁ!!///か、考えれば考えるほど次から次へと心配事が増えていきます~?!///)
考えるほど自分がしてきた行動一つ一つが恥ずかしくなって、羞恥を覚える。
「し、シアちゃん?大丈夫かな…??」
そっと声をかける。
「ぜ、全然大丈夫なんかじゃないですよ~!!///
うぅ~///も、もうお嫁に行けません~///」
「だ、大丈夫だって!!ハヤトくんならそんなこと気にしないと思うからね??」
「ほ、本当でしょうか……?」
この前の時と同じく、この時もうるうるさせた目で、上目遣いで見る、それも顔を羞恥に染めて。
それは、誰もが見られても破壊力抜群なわけで。
リネスも例外ではなかった。
(うぐっ!そ、そんな顔で見るのは反則じゃないかな!?今すぐにでもぎゅーってしたくなるじゃんかぁ~!)
「う、うん!!ほ、ほんとうだよっ!!
不安なら、ハヤトくんが帰ってきてから聞いてみたらどうかな?」
「え、で、でも、、直接聞くのはなんと言うか……は、恥ずかしいですし……///」
「でも、もしハヤトくんがさっき私がいったみたいに思ってたらどうするの??」
「そ、それは……嫌ですけど……」
急にしゅん。と静かになる。
「なら、ちゃんと言わないとダメだよね?」
「は、はい……」
もしかしたら、好きな人から変な風に思われているかもしれない不安や、自分からその話をする恥ずかしさで話題を切り出すことに抵抗を覚える。
「ほら、あんまり考え込んだらダメだよ?こう言うときこそ気軽にいかないと~!
…ってことでまずはシアちゃんに似合う下着探しに行こっ♪」
「えっ?」
リネスの提案にキョトンとする。
「ん??あぁ、私の下着じゃ嫌かも知らないけど、見つかるまでの間は貸しておくから心配しないでいいよ?」
「あ、いや、そういうわけじゃ……けど、買いにいかないとダメですよね……。」
「そうと決まれば早く行くよ~!」
「は、はい~!」
シアの手をとると自分の部屋へと連れていき、緑色の下着を棚から取り出して渡す。
胸のサイズがほとんど一緒であったため、すんなりとフィットした。
「あ、あの……なんかもうこれでもいい気がするんですけど……?」
「だめだめ。ちゃんとシアちゃんに似合うのを買わないとっ!
こう言うのは後々大事になってくるんだからね!」
(…ってよくお母さんから言われてたなぁ。誰かにお願いするのも、適当に選ぶのもダメって。
あのときはなんでお母さんがあんな風にいってくるのかわからなかったけど、今ならわかる気がするな…。)
「さぁ、準備できたなら行くよ!!」
「はい!!」
またシアの手をとると、今度は下着を買いにいくために街へと駆け出た。
「と言うことがあって、こうなってるんですけど……。」
なぜ勝負下着だとか、感想だとか言ってくるのか謎だったハヤトが念のため聞いてみたところ、そのようなことが行われていたことを教えてもらって。
「俺がいないときにそんな話をしてたのか……。
というよりやっぱりあの時下着つけてなかったのか……どうりでやわらかむぐっ……」
ドゥービーに乗ったときシアの胸が背中に押し当てられて時のことを思い出して口にすると
「わーわー!!////そんな感想今さら言わなくてもいいですからぁ~!!///」
慌てて顔を真っ赤にしたシアに口元を手で押さえられた。
「わ、わかったから落ち着け。」
「あ、す、すみませんっ!///
そ、それで感想を聞きたいんですけど……聞かせてもらえますよね……?////」
「やっぱり言わないとダメなのか?」
「言わないとダメだよ~!私たちだって恥ずかしいことは恥ずかしいんだから。」
横からリネスが言ってくる。
「ならなおさら言わない方が双方恥ずかしくなくて済むだろ?」
「それとこれとは別ですよ。
わ、私とリネスさんは、わざとではなかったとはいえ下着姿を見られたんですから/////」
「はぁ、、もう言ったらいいんだろ…………純粋に可愛すぎんだよ……」
そっぽを向き、小さな声でボソッと呟く。
それがシアとリネスに届くことはなく。
「何て言ったの??」
聞き返されてしまう。
「だから、可愛すぎるって言ってるんだよ!///」
よほど言うのが恥ずかしかったのだろう。
シアほどではないが、顔が少し赤くしてやけくそのように感想を二人に聞こえる声でいった。
それを見たシアとリネスは……
(か、かわいい……)
そんなことをつい思ってしまっていた。




