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異世界転生~絶世の魔術師~  作者: キュウビ(仮)
29/73

~裏話2~

「…ど…どうですかと言われてもな……」


(いったいこれはどういう状況なんだ……??)


「まさか、ハヤトさんは好きな人の裸(下着姿)を見てなにも言わないで行くんですか…?」


うるうるさせた瞳で、ハヤトの顔を少し下の角度から見つめる。


「いや待て、俺に裸は見た記憶はないんだが……」


(どう考えても下着姿しか見てないと思うんだが……)


「下着姿を見るのは、裸を見たも同然なんですよ?」


「それは全く別もんじゃ…」


「だとしてもですよ。下着姿は見ましたよね?」


「あ、あぁ……」


「ならちゃんと感想を言ってもらわないとですね♪」


「なんでそうなるんだよ……」


「それは…………ですから……」


ハヤトが流石にあきれ半分で聞き返すと、シアが急にしたを向いてボソボソと呟き始めた。


「言わないとダメなやつかなぁ……」


その横ではリネスが頬をかきながら、言いづらそうにしている。


「何言ってるか聞こえないし、言わないとわからないこともあるだろ?」


「だ、だからですね……その……」


「なんだ…??」


「えーっとですね……し、勝負下着……ってものでして……////」


「あはは……言っちゃったよ……//」


シアとリネスが話の内容の恥ずかしさのあまり、二人して顔を赤くする。


(や、やっぱりはしたないとか思われるでしょうか……///


で、でもこういうのは早めに準備しておくものだってリネスさんが言われましたし……私が直ぐに買いにいきましょうって言ったときは驚かれてましたけど……どうしてだったんでしょうか……


……ってそんなことより今は自分で作ったこの状況をどうするかですね……見られた恥ずかしさのあまり、ついハヤトさんを引き留めてしまって、その上変なことを聞き始めて……私のばかぁ!!///


これで本当にはしたないとか思われたりしたら死ねますぅ……)


一見少ししか恥ずかしがっているだけで、いたって冷静に見えていたシアだが、内心では恥ずかしさのあまり、こうなる原因を作った自分を自分で責めている。


そして同じくリネスも、先程までの反応と同様に心のなかでも恥ずかしがっていた。


(な、何でこんなことになってるんだろ……///


たしか最初はシアちゃんから質問をされて……それで、その質問にたいして私がからかおうとして冗談で言ったことをシアちゃんが鵜呑みにしたんだっけ……


ま、まさかシアちゃんが直ぐ行動に移す派だなんで思ってなかったから、嘘だなんて言える空気じゃなかったし……)

「」

リネスはハヤト達が出掛ける時と、そのあとのシアとの会話を思い出していた。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「はぁ、この話はもう終わりだ…!」

小さく勢いをつけて立ち上がるハヤトに、リネスとエリシアは目を丸くして、ミミルとリリアはビクッと反応する。


「ど、どうしたんです、か……?」


「ん~……リリアとミミルの笑顔が見たいと思ってな。

今日は二人と出掛けたいんだが……いいか?」

リリアとミミルから目を離すと、エリシアとリネスの方を向く。


「私は構いませんよ。その代わり今度埋め合わせお願いしますね?♪」


(二人きりでデートとか…いいですね…///)


「私も構わないよ?でも、シアちゃんと同じく埋め合わせよろしくね♪」


(今度買い物にでも付き合ってもらおうかなぁ~♪)


「ありがとう。ちゃんと埋め合わせはするからな。

てことで、リリアとミミル出掛けるぞ。」


「は、はい!♪」


「うん!♪」


「よし、じゃぁ行くぞ。」

ハヤトの左右それぞれの腕をミミルとリリアぎゅっと握っている。


「いってらっしゃいませ。」


(むむぅ、あんなにハヤトさんの腕に抱きついて……羨ましいですっ!!)


「いってらっしゃ~い」


(帰ってきたら次は私たちと……えへへ♪……はっ、いけない、いけない……想像してたらにやけちゃいますね……顔にでないように注意しないと……。)


そう心がけようと思っていたのだが、すでににやけが顔に出ていたことを等の本人は気づいてはいなかった。


部屋からハヤト達が出ていったあとに、残ったシアとリネスの二人はこれからどうするかを話す。


「これからハヤトさん達が帰ってくるまで何して待ちましょうか?」


姿が見えなくなるまでドアの方を見ていたシアはくるっとリネスの方に向き直って問いかける。


「何でもいいけど……。


それよりね、シアちゃんとハヤトくんの出会いの話を聞きたいなぁ~っと思ってたんだけど~。」


何かのろけ話でも聞けるかなと思ったリネスは、であったときから気になっていたことを聞く。


「え!?わ、私とハヤトさんの出会いですか……?えとえと……///」


そんな話題にシアは、ついその時の出来事を思い返してしまい、頬を赤く染めてしまう。


「そうだよ!ダメかな~?」


(うぁ、顔を赤くしてシアちゃんはかわいいなぁ~♪これは、是非とも聞きたいね♪)


「ダメではないですけど……と、特別にですからね?///」


少しためないながらも、ハヤトとの出会ったときの話を始める。


初めてハヤトが、私達が密かに暮らすエルフのさとに訪れてきたこと。


その時に里の守人を努めていた私のお宅に訪れることになったこと。


そこで子供っぽいと言われて、頭を撫でられたときに思わずキュンとしてしまったこと。


村に危機が訪れたときにハヤトさんが一人で倒してくると言い出したので、不安な気持ちの勢いで三つの約束をしてもらったこと。


帰ってくるまでの間、一瞬たりとも落ち着くことができなくて不安で不安で仕方なかったとき。


当然のように、何事もなかったかのように帰ってきたらハヤトさんのことを見たとき本当に心のそこから安心して、そして嬉しかったこと。


そのあと里の皆でハヤトさんにお礼の宴を開いたこと。


そんなことをしているうちに自分がずっとハヤトさんのことをずっと見つめていたことに、そして……一目惚れをしていたことに気づいたときは、『あぁ、私ハヤトさんのこと好きだ……』とその気持ちを抱いていたことに何の違和感も抱かなかったこと。


その翌日には、里の長をおど……説得してハヤトさんのところに向かい、気持ちを伝えて着いていくことにしたこと。


リネスさんに出会うまでのことを全て話しました。


改めて誰かに出来事を話すととっても恥ずかしいですね……////

けど……リネスさんみたいに私と同じ思いを抱いてる人とこんな風に話すのも……悪くないものですね♪


頬を赤くしながらリネスに話すシアは、恥ずかしいと思いながらも心のどこかでこう言うのもいいなと思うのであった。

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