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異世界転生~絶世の魔術師~  作者: キュウビ(仮)
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~緊急討伐クエスト4~

「ご主人(様)!!早くいくよ(いきましょ)!!」


カティアとイチャイチャ??しているのを見て羨ましそうにしていたミミルとリリアの二人が突然ハヤトの両腕を握ってそそくさと宿屋へ向かおうとする。


「お、おい?どうしたんだ、、?」


いきなりの二人の行動にさすがのハヤトも困惑してしまう。


「どうもしてないよ~!」


「そうです。いたって普通ですよ!」


「お、おう。」


(どう考えても怒っているようにしか見えないんだが……いや、でもそんな怒らせてしまうようなことした記憶なんてないしな……)


「ミミルちゃん、リリアちゃん、旦那様が困ってるなのです。


お父様がいってたなのです。好きな人に構ってもらいたいときや、好かれたいときは相手の嫌がることをしたらダメだって……


ミミルちゃん、リリアちゃんも私と同じで旦那様が好きなはずなのです。

だから、旦那様が困ることしたらめっ!なのです!」


困惑しているハヤトの心情をいち早く察知したカティアが助け船を出す。


(ナイスだカティア!!)


本当にどうしたものか……と少し困っていたハヤトはそのカティアの助け船に思わず心の中で称賛を送った。


「っ……ご、ご主人ごめんなさい~……」


「ご主人様ごめんなさいです……困らせるつもりはなかったんです……」


言われて大好きな主人のことを困らせてしまっていたことに気づいた二人はハヤトに嫌われてしまうかもしれないと言う心配と、その時の自分達の突発的な行動で困らせてしまったと言う事実にすぐにハヤトの腕から離れ、ペコッと頭を下げて謝る。


「いや、謝るまでのことでもないと思うんだが……


まぁ、確かに相手が嫌がることをするのはダメなことだと思う。


けどな、それでも気づけた上で謝れるってことだけでも十分偉いと思うぞ。

決して誰にでもできるってことではないからな。」


「そう、なのかな……?」


「なんでもかんでも難しく考えすぎなんだよ。


……それとなこんなことだけでお前らを嫌ったりなんかすることはないからな?

特にミミルに関してはすぐに悪い方面に考える癖があるだろ?」


「あぅっ……」


図星だったらしくピクッと反応が見られ……


「何度もしつこく言うがな、もう少し俺のことを信用してくれても良いんじゃないか?


そりゃ、最初はミミルとリリアに主人呼ばれして何事かと思ったし、まだ一日しかたってないから何とも言えないところもあるが……それでもまぁ、二人のことは好きだからな。


もちろんカティアのことも好きだからな。

……旦那様ってのはまだ一時慣れることはないと思うが……。」


「い、いつかなれるはずなのですっ!」


「そうか……ま、ともかくそういうことだからな。


それでも信用できないところがあるんだとしたら……そうだな…これでどうだ?」


決してハヤトのことが信じられていないわけではないのだが、勝手にそう捉えてしまっているために行動に移す。


「錬金術『創造』……デザインはシンプルで良いか……」


ハヤトが手を前に掲げて錬金術を口ずさむ。


すると何処からともなく来るでもなく、ただハヤト自身の体内から純粋な魔力が手の先に集い持ち主である主人が求む形へと自らを変えてゆく。


本来ならば錬金術と言うものはある一定の必要とする素材を魔法陣を描き、その上に必要とする素材をのせて行う古代から伝わる錬金術、もしくは魔力結晶または錬金術を行う本人の魔力を媒介として行われる錬金術方法がある。


どちらにせよ錬金術を扱う上では必要とする素材を集めたりしなければならないのだが、ハヤトが行おうとしているのは今までの錬金術の歴史のなかでも『異端(イレギュラー)』もいいところである。


……この世界の錬金術師がハヤトが行おうとしている錬金術を見れば大騒ぎになるものである。


後にこれがある者に観られてしまい大騒ぎとなり、国関係の問題にまで発展する。


森羅万象の錬金術師オールアルケミェイション』と呼ばれる由縁となるのだが、それはまだ後に起きる物語であり、本人の知らぬところで語られ続ける伝承でもある。


「さて……こんなところか。」


そう言葉をこぼすハヤトの掌の中には全く同じデザインの子供用サイズほどのリングが3つ造られていた。


「ほれ、3人とも手を出してくれるか?」


「なんで~?」


なにも知らずに首をかしげて聞いてくるリリアに。


「あわわわ////」


何処で手に入れたのかは分からないが、何故かその辺の知識を持っているミミルが何となくそれの意味を理解して顔を赤くしてあわてふためいていたり。


「はいなのです~♪」


素直に手を差し出すカティア。


「なんでと言われるとなぁ……強いて言うなら俺とお前らを繋ぐ世界で1つの指輪だな……いやこの場合は世界に3つか。」


(本当ならこんなときに渡すような物ではないんだがな……んまぁ、あくまでもいつの日か本物を作るまでの"仮"の指輪とでもしとくか。)


「あくまでも仮だからな。……"本物"はいつか必ず作ってやる。


だからそれまではこれで我慢してくれるか?その時にはカティアのことも答えを出すからな。」


それだけを伝えて三人それぞれ違う反応を見せてくれる可愛い少女たちの薬指にリングをはめていく。


そしてはめ終わると同時に


「改めて、これからよろしくな?」


目線を合わせてしゃがみそれを伝えると、3人から一斉に抱きつかれる。


「おっと……」


しゃがんでいたこともあり、いきなり3人から抱きつかれて尻餅をつきそうになるがなんとかギリギリのところで耐える。


そして三人と目が合うと


「「「こちらこそよろしくお願いします(なのです!)!!」」」


同時に元気よく言われて、ハヤトは思わずクスッと笑い


「あぁ、よろしくな!」


と返すのだった……。

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