~転生神イヴニア~
はじめまして!
キュウビ(仮)と申します!
学生で、言葉や意味がおかしかったり、誤字があったりすることもありますが、暖かく見守ってくれると嬉しいです(ノ´∀`*)
あ、あと、更新はかなり不定期となりますのでご了承くださいm(__)m
《プロローグ》
「はぁ、ここどこだよ……」
(俺、神咲ハヤトは、目を開けると全く見たことのない大草原に立っていました……)
数時間前…
チャイムの音…
「はあぁ~、やっと学校が終わったぁ~!!なぁ、この後どっか遊びに行こうぜ!」
(片手にバックを持ちながら、後ろにいる友人、
『如月咲良』と
『白銀椿』に話しかけ)
「ハヤト君、授業が終わると毎回そう言ってるよね。まぁ、僕としても楽しいから毎回付き合うんだけどね。」
「う~ん、一緒に遊びにいきたいんだけど、今日この後バイトが入っちゃってるんだよね…ごめんね?」
(咲良が申し訳なさそうに謝り)
「バイトなら仕方ないよな。しっかり頑張れよ!」
「言われなくてもしっかり頑張りますよー!それじゃ、またねー!」
(時間がギリギリなのかパタパタと慌ただしく教室からでていき)
「そんじゃ、遊びにいきますか!」
「そうだね。それで、今日はどこに行くの?」
「ん~、特に考えてなかったなぁ。昨日と同じくゲーセンに行くか、カラオケに行くか。どうする?」
「ゲームセンターは、お金使いすぎちゃうし、2日連続はね……今日はカラオケにしとこうよ。」
「そうか?なら、今日はカラオケにレッツゴーだな!」
学校の門を潜り、カラオケへと行くために歩き出して、、
数分歩くとハヤトのスマホに一件のメールが届いたのに気付き、ポケットからスマホをとりだしメールを見ると。
《ごめん!今日バイト休みだったΣ(ノд<)
今からそっち行くから場所教えて!!》
と、咲良からメールが届いていて。
《今、カラオケに向かってたところ。⚪⚪駅前の交差点で待ってるから》とメールを打って送り。
《了解(^-^ゞ今すぐ向かうね!》とメールが返ってきたのを見て、スマホをポケットに戻し。
「ハヤト君、どうしたの?」
「あぁ、なんでも咲良のやつバイトの日を間違えてたらしくて、今日休みだったから今からこっちに向かってくるってさ。
それで、ここで待ち合わせすることになったんだよ。」
「そうなんだ。じゃぁ、待ってるだけじゃ暇だし、そこのコンビニでお菓子とかかってくるね?」
「ん、わかった。俺はここで咲良がいつ着いてもいいように待ってるわ」
「了解。あ、ハヤト君は何か食べたいものとかある?」
「特にないなぁ。椿のお任せでいいぞ」
「わかった。ちょっといってくるね」
椿が近くのコンビニへと入っていくのを横目で見ていて
数分たって、ハヤトは目の前の交差点の反対側から走ってくる咲良を見つけて、「お、来たな」と呟き。
「咲良~!」と人が多いせいか、こちらに気づいていない咲良に呼び掛ける。
だが、その声は回りの人たちの声ですぐにかき消される。
「な、なんだ?」「に、逃げろー!!?」「キャーッ!!」とあちらこちらから声が聞こえて、その方向を見ると、結構なスピードで走ってくる大型トラックが向かってきており。
その先を見ると、そこにはやっとハヤトに気づいて「ハヤト君ー!!」と手を振っている咲良がいて。
「さ、咲良!!?逃げろ!!」
「えっ……?…………っ!!?」
そう言われて、回りがやけに騒がしいことに気付いた咲良は、その方向を見て、思わず行動を止めてしまった。
トラックは、咲良のすぐそこまで迫っていて、このままだとあと数秒で咲良のもとにたどり着いてしまうだろう。
「っ!…くっそ!……間に合えっ!!」そう思ったときには、体が勝手に動き、間に合えとそう願いながら、全力で咲良のもとへと走って。
ギリギリだけど、手をつき出せば届くところまで咲良に近付くことができた、しかし、このままだと自分も咲良も一緒に引かれてしまうと、本能がそう言っているように感じたハヤトは、何の躊躇もなく体当たりをするような形で咲良を突き飛ばした。
咲良は「きゃっ!?」と突然の衝撃に驚き何の抵抗もないまま飛ばされて、トラックに轢かれないで済むであろうところまでいったのを、ハヤトは確認して
「よかった、間に合って……」そこでハヤトの意識は途切れた。
「……ここは?」
自分は死んだはずだ、あの速度のトラックに轢かれて生きているはずがない。そう思うが、もしかしたら……等と思考していると。
「やぁ、ようこそ、神咲ハヤト君。」
「だ、誰だっ!?」急に聞こえた声に驚き、回りを見渡すが、何も居らず。
「探しても無駄だよ。私は今君がいる空間とは別の空間にいるからね。」
「……まぁ、何処に居るかは良いとして、ここは何処なんだよ?」
「死後の世界と言ったら分かるかな?」
「つまり、俺はトラックに轢かれて死んで、あの世に来てしまったってことか?」
「そう言うことだね。」
「そんじゃ、あんたは、悪魔か天使でもなく……神様ってところかね?」
「…何故そう思うのかな?」
「だってさ、わざわざ俺一人だけを別の空間に呼んで、こうして話してるんだ。
そんなこと死んだやつら全員にしてたら、まずもって時間がかかりすぎるから絶対しないだろ?」
問いかけるように聞くが、何と無くだがハヤトは、普通ならそんなめんどくさいことをいちいちするわけがないと践んでおり。
「それに、死んだ魂を本来送られる場所じゃない空間にとどめるって相当力を使うんじゃないか?
だと、したら並大抵の悪魔や天使にはできないだろうしな。
まぁ、あくまで勝手にそう思ったんだけどな。」
「……中々鋭いね。
君の言う通り、私は神だよ。転生神イヴニア、それが私の名前だよ。」
「転生神ね、、なら、さっさと用件を言おうぜ?
何か目的があってここに呼んだんだろ?」
「ほう、そこまで気づいていたか。…用件は簡単なことだよ。
君に異世界に転生してもらうよ。」
「異世界に転生?それって、勇者として異世界に行って魔王を倒せとか言うのか?」
「いや、少し間違ってるかな。君には勇者じゃなくて、異端者として転生してもらうよ。」
「なんで異端者としてなんだ?」
「異端者として、異世界を救って欲しいんだ。」
「どうして救わなくちゃいけないんだ?」
「すまない、詳しくは制限があって話すことができないんだ。」
「そうか。まぁ、俺にできる限りであれば協力するさ。
ただ、その代わりに、その異世界を救うってことをできるだけの力を与えてくれるんだよな?」
「あぁ、当然与えるつもりだよ。」
「じゃぁ、それとは別に、俺が元いた世界から俺の存在を抹消してくれるか?」
「いいけど、どうしてかな?」
「椿たちに落ち込んでほしくないし、特に咲良には責任感を感じてほしくないんだ。あいつは、きっとずっと自分のせいだって責め続けるだろうから。」
「…椿君と、咲良君をこちらに転移者として呼ぶこともできるけど?」
「……それは、まぁ、俺としては心強いけど、あいつらの想いを無視して一緒にいたいとは思わないな。
だが、イヴニアがあいつらに接触して、もしこっちの世界に来たいとか言ったときは、イヴニアに任せる。
来たくないって、少しでも思ってるようだったら、その時は俺の存在を抹消してくれ。」
「わかった。君の思いしかと聞き入れた。」
「んじゃ、さっさと転生してくれ。」
「そうだね、でもその前に説明しておくよ?
転生した後は、私はほとんど君に干渉することができない。」
「制限があるとか言ってたな」
「うん、だから、困ったりしても自分の力でどうにかするしかないってこと。
あとは、能力についてだね。
ためしに、ステータスっていってごらん。」
「…ステータス……!なんだこりゃ!?」
「今、目の前に出ているのが君のステータスだよ」
名前・カンザキ ハヤト
年齢・19
種族・人種
*レベル1*
HP・13120/13120(+0)
MP・16300/16300(+0)
STR・1680(+0)
VIT・1720(+0)
INT・2600(+0)
MND・2120(+0)
AGI・2200(+0)
LUK・960(+0)
【固有】
・全属性魔術《火・水・風・土・聖・闇》・無属性・付与士・精霊魔法
【戦術】
剣術LV5・槍術LV3・魔術LV10・拳術LV4・錬金術LV10
【恩恵】
状態異常無効・全属性耐性
「何て言うか……なんか、色々とおかしくないかこれ?」
「まぁ、世界を救ってもらうつもりだし、強くて損はないと思うよ?」
「いや、そうかもしれないけど、、一様聞くがその異世界での平均的なステータスってどれくらいなんだ?」
「うーん、そうだね上級冒険者の平均が、HPが500~1000、MPが200~400その他が300前後ってところかな?」
「ほほぉ。。。うん、まぁあれだな、チート過ぎるな」
「まあまあ、まだまだこれからあげていく予定だしね。
直接的は無理でも、間接的なら制限はあまりかからないしね。
そろそろ転生させてもいいかな?」
「あぁ、悪い。色々教えてくれてありがとう。」
「いやいや、これくらい神として当然だよ。
もう聞き忘れたこととかないかな?」
「ないな。すぐにでも転生させてもいいぞ」
「うん、では、今から神咲ハヤトの魂転生を実行する。」
ハヤトの足元に大きめの複雑そうな魔方陣が展開され、光を放ってゆく。
「ハヤト君、向こうの世界を頼んだよ。」
「あぁ、任された。イヴニアも、頑張れよ!」
「言われなくても頑張るさ。それじゃ、ハヤト君の次の人生の検討を祈ってるよ。」
そして、目の前が光で多い尽くされるほど強くなり、思わず目を瞑ってしまう。
そして、次に目を開いたときには、そこには広い大草原が広がっていて。
「はぁ、ここどこだよ……転生先くらい教えてくれてもいいじゃ……いや、俺が聞かずに転生してもらったんだから仕方ないか。
とりあえず、適当に歩き始めるか。」
これはら火・水・風を従え、土属性と錬金術、知識を使い無から有を造りだし、
更には、聖と闇対なる魔術を使う姿は、崇拝するものもいれば、畏怖する者も居たと言う。
そして、皆は彼のことを《森羅万象の魔術師》や《創世の魔術師》様々な呼び方をしていたと言う。
そんな、類まれを見ない魔術師の物語である。
編集ありm(__)m