表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/48

17話 世界樹を後にする

転生した異世界で自由気ままに生きていく

       ~チートじゃない?才能です!~


        1章 異世界の始まり

       17話 世界樹を後にする



「さて結界(ここ)から出るが・・・。守護者(お前達)は結界から出れるのか?」


 帝が結界から出るにあたり、疑問を聞いてみた。


「分から・・・い、いや。分かりません」


 帝の問いにフェンリルが答えるが無理に敬語を使おうとしているのが分かる。それもそうだろう。帝に瞬殺されたのだから、何が原因でまた殴られるか分からない。その為、フェンリルは帝に対して敬語を使おうとしている。


「あぁ。別に敬語は使わなくても良いぞ?無理に使われると気持ち悪いからな」


 帝は無理に敬語を使うことを止める様に言う。言いながら自分も同じ事を言われたなと思い出していた。


「分かった。それで質問についてだが・・・。正直分からん。我等守護者は世界樹を守る為に存在する。それ故に結界から出ると言う事を考えたがない」


 フェンリルの返答を聞き考えを言う帝。


「恐らくだが守護者が結界から出るのは可能だろう・・・いや、正確に言うなら俺には可能だろう。ただ、その姿のままだと大騒ぎになるな」


 そう言いながらフェンリルとヨルムンガンドを見る帝。


「いくら使役したからと言っても、その巨体を連れ歩くのはなぁ・・・。サイズを変えるか、姿を変えないと駄目か?」


 帝の言葉に対して、フェンリルは申し訳なさそうな声で答えた。


「悪いが我等守護者にはその様な恩恵は無い。世界樹を守る為の存在故、戦闘に関した恩恵しか所持してはいない」


「それは知っている。ステータスは確認したからな?そうなると創るしかないが何を創るか・・・」


 帝の返答を聞いたフェンリルは驚きながらも、思い出した様に捲し立てる。


「ちょ、ちょっと待て!そう言えば戦闘中も度々言っていたが、どうやって我等のステータスを確認した!我等守護者は高レベルだぞ!人間の〈鑑定〉が通用する筈が無い!」


「あぁ、それか?別に大した事じゃない。配下になったし教えても良いか?俺の所持している特殊恩恵に〈神眼〉ってのがあってな?能力は対象者のステータス全てを確認する事が出来るんだ」


 あっけらかんと答える帝にフェンリル達は驚きを隠せないでいる。そして恐る恐るフェンリルが口を開く。


「・・・全てと言うのは?」


「ん?言葉通りの意味だぞ?相手のLv、名前、種族、ステータス、恩恵。後、恩恵の能力なんかも見る事が出来る」


「・・・何だそのデタラメな能力は」

「「・・・」」


 帝が〈神眼〉について説明するとフェンリルは諦め、ヨルムンガンドとヘルは固まってしまった。


「因みにLvの差は関係無く見る事が出来るぞ?」


 帝の捕捉に守護者達は呆れてしまった。そして勝てなくて当たり前だと思ってしまった。


「・・・成る程な。勝てなくて当然か、そんな恩恵を持っていれば誰が相手でも勝てるだろうな」

「確かにデタラメな能力だが、見るだけなら対処出来るのではないか?」

「あ、それは私も思った!」


 フェンリル達が〈神眼〉の能力を聞き、対処方法の話を始めた。気になった帝はどう言う事か聞く。


「どう言う意味だ?」

「恩恵には〈偽装〉と言うステータスを偽装するだけの恩恵が存在する」

「他にもステータスを確認する事が出来ない〈鑑定無効〉や鑑定の効果を妨害する〈鑑定妨害〉がある」

「後は装備とかに〈鑑定〉を妨害や無効にする恩恵が付与されてると〈鑑定〉が使えなかったりするよ?」


 帝はフェンリル達の話を聞いて納得する。


(言われてみれば当たり前だな。見る事が出来る恩恵があるなら、それを邪魔する為の恩恵があっても何も不思議じゃないな。確かにゲームやマンガにもそう言う能力はあったしな)


「言われてみればそうだが、特殊恩恵だとどうなんだ?さっき言った恩恵は通用するのか?」


 帝の〈神眼〉は〈鑑定〉とは違い特殊恩恵だ。言ってしまえば〈鑑定〉よりも遥かに上位の恩恵だ。その為、通常の恩恵に対する恩恵が通用するとは思えない。なので帝は聞いてみたのだが・・・。


「・・・済まないが正直分からん。本来なら通常恩恵が特殊恩恵に通用するとは思えんが、その様な特殊恩恵は聞いた事が無い。だが普通に考えたら通用しないだろうな」

「特殊恩恵だからか?」

「そうだ。通常恩恵は特殊恩恵には通用しない。これは他の恩恵であっても同じ事が言える」


 フェンリルの説明を聞き、この世界のルールを新たに一つ知った帝。


「そう言えば〈観察眼〉って恩恵が在ったと思うがアレはどうなんだ?」

「〈観察眼〉は特殊恩恵だが能力によって自身よりも劣る者の能力を確認するとなっている。つまり格上相手には絶対通用しない」

「成る程な。まぁ、恩恵の能力は置いとくとして、ひとまずお前達をどうするかだな?さっきも言ったがサイズか姿を変えるかしないと連れて歩けないからな。因みにフェンリルとヨルムンガンドはサイズと姿を変えるならどっちが良い?」


 帝は当初の目的に話を戻し、どちらが良いかを対象の2体に聞いた。


「出来るかどうかは別として、我は人の姿が良いな」

「可能ならば我も人の姿が良い」

「何で私には聞かないの?」


 帝の質問にフェンリルとヨルムンガンドは出来るなら人の姿が良いと答える。ヘルは何故自分には聞かないのか質問する。


「いや。ヘルはアンデットとは言え元々人の姿だろ?なら変える必要が無いだろ?」

「そうだけど。何かハブられてるみたいでヤダ」

「ヤダって言われてもなぁ・・・。あぁ、分かった分かった。ならヘルはどっちが・・・」

「断然人間!」

「・・・」


 帝がどちらが良いか聞き終わる前にヘルが食い気味に答える。


「見た目は変わらないが・・・。いや、ヘルが良いなら構わないか・・・。それよりもどうするかだな。人の姿か・・・幻術系だと何かの拍子に解ける可能性があるか・・・なら人化の恩恵で良いか」


 帝はそう言うと〈恩恵創造〉を発動し〈人化〉の恩恵を3つと別の(・・)恩恵を創り出す。そしてフェンリル達に触れ、創造した(・・・・)恩恵を譲渡(・・)して行く。


「これで完了だ。後は〈人化〉を発動をすれば、自然と適した姿に人化出来る筈だ」


 フェンリル達は顔を見合わせると半信半疑で〈人化〉を発動させる。フェンリル達が光に包まれ、消えていく。そして現れたのは3人の人だった。正確には2人の獣人と1人の人間だ。

 人間は見た目が何も変わらないヘルだ。いや、良く見ると目が変わっている。〈人化〉を使う前は目の白い部分が赤かったが今は人間の様に白くなっている。それ以外は変わった様子が無い。

 次にフェンリルだが身長が190cm位あり、銀色の髪が腰の位置まである。それと犬の様な耳と尻尾が生えている。肘から手首までと膝から足首までにかけて、銀色の毛が生えている。後、手足は見た感じ人だが爪が鋭くなっている。

 最後にヨルムンガンドだが、此方は身長が2m程あり、肘から手首にかけて鱗が生えている。足は膝から下が蛇の胴体になっている。

 そして3人の姿を確認した帝は赤くなった(・・・・・)顔を背けている。


「・・・結果として成功なのは良いんだが、フェンリルとヨルムンガンドは何で裸なんだ!?」


 そう〈人化〉の恩恵は上手く発動し、フェンリルとヨルムンガンドは獣人として姿を変える事が出来た。しかし大事な部分が丸見えなのだ。


「何故と言われても、我等はヘルの様に人型ではないから服等は身につけてはいなかったからな?」

「フェンリルの言う通りだぞ?狼と蛇が服等着るか?」


 フェンリルとヨルムンガンドの言い分は最もだ。どこの世界を探しても服を着ている狼や蛇がいるとは思えない。


「そもそもお前らは何で女性の姿なんだ!?」


 帝が何で女性の姿なのかをフェンリルとヨルムンガンドに聞きながら〈倉庫∞〉から布を取り出し、着るように言い投げ渡す。そして予想外の答えが返ってきた。


「「何故って我等はメスだが?」」

「はぁぁぁぁ!?メスだと!?」


 そうフェンリルとヨルムンガンドはメスなのだ。帝の居た世界、つまり地球では神話に出て来るフェンリルとヨルムンガンドはヘルの兄として伝えられている。つまる所はオスとなっている。神話を知っていた帝はそう思い込んでいた。その為、メスと聞かされ驚愕する。


「マジか・・・」

「オスだと言った覚えが無いが?」

「何故我等をオスだと思っていた?」


 フェンリルとヨルムンガンドがオスだと思い込んでいた理由を尋ね、帝は自分の知っている地球での神話を伝えた。


「成る程な。その様な神話を知っていれば我等をオスだと思っても仕方ないか」

「だが不思議な物だな。お主の知っている神話は所々同じなのに細かい部分が微妙に違うのだな?」

「確かにね。私達が兄妹って言うのもそうだけど、私達の親って言うロキなんて神は知らないし、そもそも私達は創世神リューグナー様に世界樹の守護者として生み出されたから、そんな名前の神がいるかも知らないしね」


 神話を聞いたフェンリル達は思い思いを口にした。


「まぁ、それは良いとして早く結果(ここ)から出るぞ。森の外で仲間を待たせているんだ。遅くなったら文句を言われる!」


 帝はフェンリル達に結果から出るように促すがフェンリルから待ったの声が掛かる。


「待ってほしい!出るのは構わないが、我等が居なくなったら誰が世界樹を守るのだ?」


 帝はフェンリルに言われて気が付いた。フェンリルの言う通り、フェンリル達が結果から出ると世界樹を守る者が居なくなってしまうのだ。


「言われてみればそうだな?さてどうするか?」


 帝が考えているとフェンリルが質問がまだあると声を掛ける。


「後、我等はお主を何と呼べば良い?配下になったのに流石に人間と呼ぶ訳にも如何だろう?」

「それもそうだな・・・。まぁ、好きに呼んでくれ!駄目なら却下するから」

「ならば我は主人(あるじ)と呼ぼう」

「我も主人(あるじ)と呼ぶ事にしよう」

「私はダーリンが良いな〜」

「ヘルだけは却下!」

「え〜。じゃあご主人は?」

「・・・ギリ良いだろう」

「やった!じゃあこれからはご主人って呼ぶね!」


 呼び方について聞いていた帝はふと思い聞いてみた。


「俺からも質問何だが、フェンリルとヨルムンガンドのその口調は生まれつきか?出来たらで良いが、どちらか口調を変えてくれないか?悪いが2人一緒に喋られると訳が分からなくなる」

「構わないぞ?元々こう言う喋り方ではないしな。そもそも一人称も違うしな」

「そうなのか?なら何で違う喋り方をしてたんだ?」

「どれほど前か忘れたがヘルに言われてな?「守護者なら偉そうな喋り方の方が良くない?」とな、それで我とヨルムンガンドは今の様な喋り方にした訳だ。まぁ、我は元々こう言う口調だがな」


(何となく分からなくも無いが、それで良いのか?)


「じゃあ、フェンリルは一人称が違っただけか?」

「そうだ。元々は儂と言っていたな。ヨルムンガンドは確か・・・」

「自分と言っていたよ。元々の口調は子供っぽいとヘルに言われたから、変えていたけど変じゃ無いかな?」

「良いんじゃないか?俺は別に気にならないが?」

「そう?ならこれからはこの口調でいくね」

「なら儂も我とは言わず、儂と言う事にするぞ」


 フェンリルとヨルムンガンドの口調を変えて貰った帝は話を戻した。


「話を戻すが世界樹を守る者だが・・・」


 帝は1つ思いついていた。それを実行する為、フェンリル達に確認をする。


「1つだけ思いついたがその前に確認だ。結果を越える際の条件とかってあるのか?」

「条件か?条件もあるが越えるだけなら、それ以外の方法もあるぞ?」


 そう言うとフェンリルは説明を始めた。


「条件は先ず各種族の勇者と呼ばれる職業である事、Lvが500を超えている事の2つ。それ以外の方法ならば特定の恩恵を所持している事〈魔法無効〉もしくは〈結果魔法〉の結界破壊(バリアブレイク)が使えるならば越える事は可能だ。だが世界樹の結界を結界破壊で壊すには膨大な魔力が必要になる、ならば〈魔法無効〉を獲得する方が容易だろうな。それで聞いてどうする気だ?」

「条件があるならそれに対する対応が取れると思ってな?」

「対応?」

「あぁ。対応だ。それとヘル」

「え!私!?」

「〈上位死者作成〉〈上位死霊作成〉〈死霊者混合〉の能力を聞きたい」

「別に良いよ?えーと〈上位死者作成〉〈上位死霊作成〉の2つは魔力を使用する事で死者・死霊のアンデットを作る恩恵で、使用する魔力量によってアンデットの種族、強さが変わる。〈死霊者混合〉は複数のアンデットを1つにする事で全く別のアンデットを作る恩恵。1つだけ注意。〈死霊者混合〉で作れるアンデットは自分より弱い奴じゃないと言う事を聞かないってとこかな?」

「成る程・・・。あ!後、恩恵はどうなんだ?」

「作成系だと、元々所持している恩恵。〈死霊者混合〉の場合は基本的に合わせた奴が所持している恩恵。その他だと作られた奴が種族的に所持している物、後は〈死霊者混合〉を発動した者の所持している恩恵で、獲得出来る物をいくつか・・・くらいかな?」

「良し分かった。じゃあ、早速・・・」


 ヘルに〈上位死者作成〉〈上位死霊作成〉〈死霊者混合〉の能力を聞くと帝は〈上位死者作成〉〈上位死霊作成〉を発動する為〈能力強化∞〉を10倍で2つを指定する。そして魔力を上げる為〈身体強化∞〉を100倍で発動した。

 帝が〈上位死者作成〉〈上位死霊作成〉を発動させるとヘルの時とは違うが似た模様の巨大な魔方陣が現れた。


「「「は?」」」


 フェンリル達は帝の発生させた魔方陣を見て間のぬけた声を上げる。そして魔方陣を見たヘルが驚愕する。


「嘘でしょ・・・」

「アレは〈上位死者作成〉と〈上位死霊作成〉なのか?」

「分からない。魔方陣を見た感じだとそうだと思う、だけど模様が違うから・・・」

「模様?模様がどうかしたのか?」

「2人は知らないだろうけど、作成による召喚系の恩恵は誰が発動しても、どれだけの魔力を込めようと、必ず同じ模様なの・・・。それこそ人間だろうと私達、守護者だろうと神だろうとね。だけどあの魔方陣は模様が違う・・・」


 ヘルはそこまで言うと黙って魔方陣を食い入る様に見始めた。フェンリルとヨルムンガンドは顔を見合わせると黙って帝の方を見る。


 帝が発動した魔方陣からはヘルの時とは違うアンデット達が5種類現れた。

 1種類目は全身が漆黒の鎧で右手に大剣を持ち、左手にはタワーシールドを持っている。そして首が無く、かわりに首の部分から青い炎が出ている。

 2種類目は一見レイスだが通常のレイスとは違い、闇の様に全身が黒く、顔が無いかわりに穴が開いている。そして全身が炎の様に揺らめいている。

 3種類目はスケルトンだ。だがこのスケルトンも通常の者とは違う。全身の骨が赤く、頭が2つあり、腕が4本ある。そして4本の腕にはそれぞれ違う武器が握られていた。大剣、槍、大斧、杖の4種類だ。更に全身にはドス黒いオーラを纏っている。

 4種類目はエルダーリッチに似ているが、見た目から魔法よりも接近戦が得意だと分かる。何故ならスケルトン同様に腕が4本あり杖の代わりにハルバートを持っているからだ。

 5種類目はスケルトンだが通常の者とは違いサイズがおかしい。通常は大きくても2m程だがこのスケルトンは5m程ある。サイズ以外の見た目は通常のスケルトンと何も変わらない。

 帝は〈神眼〉を発動し召喚したアンデット達のステータスを確認していく。



ロブデュラハンLv 1680

HP 298万 MP 211万 ATK 292万

DEF 318万 AGI 198万 MAG 242万

〈剣王・大剣術〉〈守護者〉〈斬撃超強化〉〈翔撃〉

〈無双剣〉〈自己犠牲〉〈防御力超強化〉〈自動防御〉

〈絶対防御〉〈完全防御〉〈体力超回復〉〈身体超強化〉

〈破壊王〉〈不死身〉〈吸命〉〈呪殺攻撃〉


スペクターLv 1690

HP 124万 MP 301万 ATK 176万

DEF 109万 AGI 283万 MAG 391万

〈狩猟王〉〈斬撃超強化〉〈翔撃〉〈無双鎌〉〈魂傷〉

〈豪炎魔法〉〈漆黒魔法〉〈深影魔法〉〈火操作〉

〈闇操作〉〈影操作〉〈影移動〉〈影痛〉〈影喰い〉

〈火魔法超強化〉〈闇魔法超強化〉〈影魔法超強化〉

〈精神超回復〉〈打撃無効〉〈魔力操作〉〈魔法同時発動〉

〈魔力消費激減〉〈詠唱破棄〉〈並列思考〉〈思考超加速〉

〈不死身〉〈脅迫〉〈影の支配者〉


レイダースケルトンLv1721

HP 209万 MP 231万 ATK 335万

DEF 211万 AGI 221万 MAG 249万

〈剣王・大剣術〉〈切断王〉〈貫通王〉〈賢王〉

〈翔撃〉〈無双剣〉〈無双斧〉〈無双槍〉〈斬撃超強化〉

〈刺突超強化〉〈貫通力超強化〉〈聖魔法〉

〈支援魔法〉〈精神超回復〉〈魔力操作〉

〈魔法超強化〉〈詠唱破棄〉〈魔法同時発動〉

〈魔力消費激減〉〈思考超加速〉〈並列思考〉

〈魔力譲渡〉〈不死身〉〈飛翔〉〈超加速〉


プレデターLv1914

HP 302万 MP 398万 ATK 321万

DEF 273万 AGI 371万 MAG 426万

〈切断王〉〈貫通王〉〈狩猟王〉〈翔撃〉〈無双斧〉

〈無双槍〉〈無双鎌〉〈斬撃超強化〉〈刺突超強化〉

〈貫通力超強化〉〈魂傷〉〈超速治癒〉〈魔法無効〉

〈破壊王〉〈不死身〉〈透過〉〈吸命〉〈吸生〉

〈走破〉〈飛翔〉


ジャイアントスケルトンLv 1917

HP 492万 MP 302万 ATK 521万

DEF 481万 AGI 172万 MAG 217万

〈超速治癒〉〈超速再生〉〈体力超回復〉〈精神超回復〉

〈不死身〉〈剛力〉〈剛腕〉〈剛脚〉

〈打撃超強化〉〈防御力超強化〉〈眷属召喚〉

〈魔砲〉〈捕食〉〈震撃〉


 ステータスを確認した帝は満足そうに頷き、〈死霊者混合〉は発動する必要が無いと思った。それもそうだろう。召喚したアンデット達はフェンリル達を凌ぐ程の強さなのだから。しかし帝は少し疑問に思った。


(強さは問題無いが、何で5体しか出ないんだ?)


 そう帝が疑問に思ったのはアンデット達が5体しか出ない事だった。〈上位死者作成〉〈上位死霊作成〉の為に〈能力強化∞〉〈身体強化∞〉の2つを発動したのに召喚されたのはたった5体のアンデットだった。


(オウル。何で5体しか出ないんだ?)


オウル:恐らくですが、マスターの場合〈上位死者作成〉〈上位死霊作成〉を発動する際〈能力強化∞〉で2つの能力を底上げし、〈身体強化∞〉により自身の魔力を底上げ、そして底上げされた魔力を大量に使用した為、召喚されたアンデットは量より質に寄ってしまったのだと思われます。通常であれば作成系の恩恵は使用者が意識しない限りは質より量で弱い者が大量に召喚されます。


(恐らくか・・・。つまり、明確には分からないと?)


オウル:はい。


(まぁ、良いや。取り敢えずは強そうなのが出て来たし、ステータス的にも問題無いだろ。それに恩恵も新しいのが手に入ったし、効果は・・・後で確認すれば良いか)


 そして帝は〈恩恵複製〉を発動し、5体のアンデットに触れ、恩恵を複製して行く。その様子を黙ってフェンリル達は見ていた。何をしているのか疑問に思いながら・・・。


「さてと守護者の代わりも出来たし、それじゃ結界(ここ)から出るとするか!」


 帝が守護者の代わりの用意も出来たので結界から出る話を再びするとまたもフェンリルが待ったを掛ける。


「主人よ!あのアンデット達は何だ!儂等よりも強い魔力を感じるのだが・・・」

「何って?守護者達(お前達)の代わりだが?」

「そうじゃなくて!」

「あー。説明すると長いから、結界から出てから教えてやる。だから少し待て」


 そう言うと帝はアンデット達に指示を出し、結界を出る為、歩き始めた。フェンリル達は顔を見合わせると黙って帝の後を追い掛ける。


 帝が入って来た結界の位置からは然程も離れていなかった為、直ぐに着いた。帝が入って来た時と同様に出ようとするとフェンリルが再度待ったを掛ける。


「主人よ。儂等を結界からどうやって出すつもりだ?」

「そう言えば説明して無かったな。お前達には〈結界無効〉の恩恵を譲渡したから、発動すれば簡単に出られるぞ」

「〈結界無効〉?譲渡?」

「あー。良いから発動して(やって)みろ!」


 帝に言われ、フェンリルは恐る恐る発動し、獣人化した右手を結界に向けて差し出す。するとフェンリルの右手は結界を擦り抜けた。


「「「!?」」」

「上手くいったな!良し行くぞ!」


 そう言い帝はフェンリルの横を通り結界を出る。帝に続いてフェンリル達も結界を出て行った。

王都に到着して1章が終わります。後、2、3話で終わらせる予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ